子どものとき、父や母はほとんど風邪をひかなかった。
父が病気で会社を休むことなど、数年に一回ぐらいのめずらしいことだった。
大人って風邪ひかないのかーと思っていたけど、自分が大人になってみるとすごく風邪をひく。毎年ひく。
だがここ数年、風邪をひく頻度が減った。ひかない年もある。ひいても長引かない。
子どもができたことも風邪をひかなくなった原因のひとつかもしれないと思いいたった。
子どもが朝ぐずぐずしたとしても遅刻しないように余裕を持って早起きするし、子どもを寝かしつけるついでに自分も早く寝るし、子どもが遊びたがるから外に出て運動をするし、子どもに栄養をとらせるために三食ちゃんとしたものを食べさせるようにするし、「外から帰ったら手を洗ってうがいしなさい」と言うために自分も一緒にやるし、自然と「規則正しい健康的な生活」をするようになった。
自分の体調が悪くても少々無理して仕事に行くことはできるが、子どもが熱を出したらそうはいかない。なぜなら熱があったら保育園では預かってくれないから。
子どもに風邪をひかれたらすべての予定が狂う。だから子どもの体調管理には自分の十倍気をつかう。結果、自分も健康になる。
自己管理できない生き物の健康を管理することが自己管理にもつながるのだ。
子は百薬の長。
0 件のコメント:
コメントを投稿