テレビで体操競技を眺めていたら「I難度の技を披露!」と言っていた。
ああ、もう。ほらあ、後先考えずに決めるから。
初期の頃に「これはかんたんだからA難度ね、これはめちゃくちゃ難しいからC難度と呼ぶことにしよう」みたいな決め方をしたんだろう。
その後体操競技のレベルがどんどん上がって、今ではH難度とかI難度の技が生まれてしまった。
もうよくわかんない。ABCぐらいだったら直感的にわかるけど、G難度とかI難度とか言われても、とっさにどっちのほうが上なのかわかんない。おっぱいだったらGもIも爆乳だな、としか思わない。
もはやA難度やB難度なんか体操選手からしたら準備運動にもならないレベルだろう。それで「難度」を名乗るのはおこがましい。
後のことを考えない命名は世にあふれている。
でかいペンギンがいたから「オウサマペンギン」と名付けたら後にもっとでかいやつが見つかったから「コウテイペンギン」にしたとか(ちなみに絶滅種にはコウテイペンギンより大きい「ジャイアントペンギン」というのがいる)。
恐竜の名前も、スーパーサウルス(「でかいトカゲ」の意)とかメガロサウルス(「巨大なトカゲ」の意)とかギガノトサウルス(「巨大な南のトカゲ」)とか、そのときの印象で名付けすぎだ。あとウルトラサウロス(「すげえトカゲ」)ってのもいたけど後の調査でスーパーサウルスと同じ種類だったことがわかったとか。で、結局どれがいちばんでかいのよ。
恐竜なんかほぼ全部でかいんだから「巨大な」とか形容しなくていいんだよ。
「新幹線」やその駅である「新横浜」「新大阪」も後のことを考えていない。
「新」なんてつけちゃうから、リニアモーターカーをつくるときに困ってしまう。
次はどうするんだ? 新新大阪か? 最新大阪か?
先のことを考えない人のパソコンには
「2018年提案資料ver3.2(最新) _確定版- コピー (2)」
みたいなファイルが転がっている。
新幹線の新大阪駅もこの感じでいくと、26世紀ぐらいには「ニュー次世代ネオ新新幹線 の 最新北新新大阪駅Ⅱ」なんてことになってるぞ!
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