娘といっしょに考案したトランプゲーム。
【準備】
・基本は2人対戦。3~4人でもできるが、駆け引き要素が薄れてしまうのでおすすめは2人。
・各スートの1~6のトランプ合計24枚をシャッフルし、表向きに6×4に並べる。
・各スートのキングを裏返しにし、1枚ずつ選ぶ。自分だけがこっそり見て、伏せておく。
【進行】
・6×4に並べたトランプから1枚選び、タテヨコに隣り合うカードに重ねてゆく。
例) 上段右から2番目のAを、右の4に重ねたところ。
A | 3 | 4 | 5 | A | 4 |
2 | 4 | 5 | 6 | 6 | 2 |
A | 2 | 4 | 5 | 3 | 3 |
2 | A | 6 | 3 | 5 | 6 |
↓
A | 3 | 4 | 5 | A | |
2 | 4 | 5 | 6 | 6 | 2 |
A | 2 | 4 | 5 | 3 | 3 |
2 | A | 6 | 3 | 5 | 6 |
・これを交互にくりかえす。すでに重なっているカードを動かすときは、すべてのカードもいっぺんに動かす。
・重ねられるのは、1つ隣のカードにだけ。下の図のようになっている場合、右上のAはもう動かすことができない。
A | 3 | 4 | 5 | A | |
2 | 4 | 5 | 6 | 2 | |
A | 2 | 4 | 5 | 3 | 3 |
2 | A | 6 | 3 | 5 | 6 |
・動かせるカードがなくなったら終了。
【得点計算】
(最終の形)
♠A | ♡A | ||||
♢5 | |||||
♡5 | |||||
♢A | ♠3 | ♠3 |
・重なっている枚数が得点となる。得点は、いちばん上のカードのスートのキングの持ち主に与えられる。
右上のハートは2枚重なっているので、ハートのキングの持ち主に2点が与えられる。
・さらにボーナスとして、重なっているカードの中にいちばん上のカードと同じスートがあれば、そのカードに書かれている数字がプラスされる。
ハートのAの下にハートの4があれば、2点(枚数得点)+4点(ボーナス)で、6点となる。いちばん上のカードはボーナスの対象外。
・合計得点の多いほうが勝ち。
20点とればまず勝てる。両者低調なら10点ぐらいで勝つこともある。
某カードゲームのルールを読んだとき、「これならトランプで代用できるな」とおもい若干修正を加えた。
八歳の娘と何度かやったが、なかなかおもしろい。ぼくの勝率は6割ぐらい。
子ども相手に本気でやってもいい勝負になる。(ぼくが子どもとゲームをするときのポリシーとして『ハンディをつけるのはいいがわざと負けることはしない』というのがある)
このゲームで勝つために必要なことは、
・相手のスートを見抜き、相手が得点をとるのを妨害する
・相手に気づかれぬよう、さりげなく自分の得点を増やす
である。
序盤に自分のスートを見抜かれてしまうと、もう勝ち目がない。
なので、慣れてくると前半はわざと自分のものではないスートに得点をとらせるなど、相手を攪乱するための動きが必要になる。ところが、相手を欺くために自分のではないスートに得点を与えたところそれが相手のスートだった、なんて悲劇も起こりうる。こうなると、相手の得点は増えるし欺くこともできないし、いいことなしだ。
そこで、裏の裏をかいてあえて目立つように得点をとりにいく……なんて戦略も生まれる。駆け引きやハッタリが重要となる。
運も多少は影響するが、「相手のスート」以外の情報はすべて開示されているので、運の要素は小さい。「いかに相手の心理を読むか」で勝負は決まる。
ポーカーよりもずっと駆け引きの要素が大きいので、心理戦が好きな人なら楽しめるゲームだとおもいます。
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