2018年8月29日水曜日

神戸牛ときったない雑巾

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こじゃれたカフェに入って「神戸牛オムカレー」ってのを頼んだら、思ってたより神戸牛がずっと大きくて、思ってたよりずっとおいしい肉だった。

どうせだったらカレーソースじゃなくてステーキソースか醤油かけて食べてえなあとか、どうせだったらオムカレーのトッピングじゃなくて丼に乗っけてネギと一緒にかきこんだらめちゃくちゃうまいだろうなあと考えてたら、なんだかすごく損をしている気になってオムカレーに乗せて食べてるのが嫌になってきた。


カフェのオムカレーの神戸牛は、ちっちゃい切れ端がところどころに入ってる程度でいいんだよ! うまくてでかいやつじゃなくていいんだよ!


うまいがゆえにがっかりする。

イチローに来てもらったのに、ゴムボールとプラスチックのバットで野球やらせるみたいな感じ。
せっかく来てもらったんだから一流の道具で一流のプレーを見せてほしい。


話は変わるけど、ぶどうジュースを派手にこぼしちゃったとするじゃない。
いけない、早く拭かなきゃと思って手に取ったのが、まっさらの布巾。
なんかイヤじゃない? 真っ白い布巾でいきなりぶどうジュース拭くのって。
こっちとしては段階的に汚していきたいわけ。まずは水拭いて、こぼれたお茶拭いて、こぼれた味噌汁拭いて、最後にぶどうジュース拭いてポイッ。
真っ白な状態からいきなりMAXに汚したくないわけ。

モノにも適材適所があるんだよね。
きれいな布巾が輝くのは、おしゃれな食卓。
ゲロを拭くときに力を発揮するのはきったない雑巾。真っ白な布巾でゲロを拭きたくない。

うまい神戸牛はきれいな雑巾。輝くのはステーキや焼肉という舞台。
ゲロ掃除にはきたない雑巾が似合うように、オムカレーで活躍するのは安い小間切れ肉。
この感覚、わかる?
オムカレーと神戸牛の話してたのになんで雑巾とゲロの話してるのか自分でもわかんないけどさ。

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