2018年7月4日水曜日
怒りのすりかえ
娘が二歳のとき、いわゆる「イヤイヤ期」が訪れ、いったん火がつくと何をするのもイヤと言うようになった。
そんなときにぼくが対策としておこなっていたのが「怒りのすりかえ」である。
たとえば、
今からごはんというときに「イヤだ! おでかけする!」と娘が怒りだす
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「よし、はみがきしよう!」といって歯ブラシを取りにいく
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娘、「イヤだ! はみがきしたくない!」と暴れる
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ひとしきり暴れさせた後に「わかったわかった、じゃあはみがきしなくていいよ」と言う
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娘、少し落ち着く。この時点で「おでかけ」のことは忘れている
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「じゃあごはん食べよっか。大好きな納豆あるよ」と声をかける
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娘、機嫌を直して食卓につく
百パーセントではないが、このやりかたでうまくごまかせることがあった。
ただ「イヤ!」といって我を通したいだけなので、べつの話題を持ちだして「イヤ!」が通ったことにしてあげれば納得するのである。
仕事をしていると、ときどきイヤイヤ期の人に出くわす。
ただケチをつけたいだけ、自分の要望を通したいだけ、の人。
そういう人に話を通さなければならないときは、
「わざとわかりやすいミスを作っておく」
「無理めな要求を入れておく」
とするとうまくいく。
「ここが違うから直せ!」とか「こんなの認められん!」とかいうので、
少し逡巡したふりをしてから「わかりました。ご要望通りに対応します」といえば、わりと納得してくれるのだ。
怒りのすりかえ、二歳児以外にも使えるテクニックだ。
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