2019年3月4日月曜日

エレベーター長幼の序

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エレベーターって先に乗りこんだ人のほうがエラいじゃないですか。

わかりますよね?
下に行くエレベーターだったら、10階から乗った人のほうが5階から乗った人よりエラい。
2階から乗ったやつなんて下の下。っていうか車椅子でもベビーカーでも傷病人でもないくせに1階分をエレベーターで移動するやつはなんなの。しかもそういうやつにかぎって扉が閉まりそうなタイミングで小走りで飛びこんできたりすんだよね。その元気があるなら階段使え。

後から来たやつは「乗らせていただいている」という意識を持って肩身狭く立っていなければならない。先に乗っていたお方に足を踏まれても文句を言ってはいけない。

ぼくは自分が最後に乗ったときはドアの脇に立って、新人の業務であるボタン押し係をつとめる。
1階に着いても(混んでて降りないと邪魔になるとき以外は)決して先には降りず、「開」ボタンを押しつづける。そして全員が降りたのを見計らってから「失礼します!」と一礼してエレベーターを降りる。
最後に乗った人間として当然のことだ。

逆に自分が先に乗ってて後から他の人が乗ってきたときは、そいつがどんなに偉そうにしていようと、決して「開」ボタンは押さない。
たとえ相手がダブルのスーツを着ていようが大統領だろうが天皇だろうが、エレベーター内においては先に乗った人間のほうがエラい。こないだローマ法王とエレベーターで乗り合わせたときも、「えっおれ教皇なんだけど?」って顔のローマ法王を尻目にさっさとエレベーターを出た。

「乗せてやってもいいけど」

ところが世の中には常識のかけらも持っていない人間がいて、後から乗ってきたくせにボタン押し係をやらないやつがいる。
特に年寄りに多い。年をとっているから敬われて当然と勘違いしているのだ。
そりゃあぼくだって人生の先輩を敬わなくてはという意識を持っているが、ここはエレベーターだ。先に生まれた人よりも先にエレベーターに乗った人を敬わなくてはいけない。

後から乗りこんできたくせに、先人に少しの敬意も払わず、目的の階に着いたらさっさと降りてしまうやつがいる。
しかもそういうやつにかぎって大統領でも天皇でもローマ法王でもないんだから、ほんと嫌になってしまう。


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