ルール
■ 本の中から一文だけを抜き出す
■ 一文だけでも味わい深い文を選出。
「化物といえば、お食事はどうなすっておいでですの」
(山本 周五郎『人情裏長屋』より)
「もしかして日本って、でたらめに運営されてんじゃねえのか」
(奥田 英朗『無理』より)
「めげない援交おじさんを見習って!」と。
(仁藤 夢乃『女子高生の裏社会~「関係性の貧困」に生きる少女たち~』より)
昔は文学部の建物って二階建てだったんですけど、その中になぜか四階建ての図書館があったんです。
(『もっと! 京大変人講座』より)
千佐都は一瞬、キリスト像と餓鬼とを同時に思い浮かべた。
(東野 圭吾『ラプラスの魔女』より)
その研究の中で興味深かったことのひとつは、検索窓に最も多く打ち込まれるのは、食材名でも調理法でもなく、「簡単」という言葉であったことです。
(石川 伸一『「食べること」の進化史 』より)
空気がストップしてその場で死んじゃうのと、放射能を吸ってでも、少しでも長く生きてんのと、どっちがいい。
(堀江 邦夫『原発労働記』より)
「まあ、単身赴任でニートしてるようなものです」
(石井 あらた『「山奥ニート」やってます。』より)
古代の物が、どれだけミミズによって保存されたかわからない。
(河合 雅雄『望猿鏡から見た世界』より)
「本当はインドの、毒を吸い取る黒い石があればいいのだが」
(前野ウルド浩太郎『バッタを倒しにアフリカへ』より)
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