コロナ休校中の娘の小学校。
宿題で「ラジオ体操を毎日やること」とあったので、ぼくもいっしょにやる。
ラジオ体操なんていつ以来だろう。
ぼくの通っていた高校では“緑台体操”という独自の体操があってことあるごとにその体操をさせられたので、ラジオ体操をやる機会はまったくなかった。
今にしておもうがいったいあれはなんだったんだ。体操の動き自体はラジオ体操と似ていた。だったらラジオ体操でいいじゃないかとおもうのだが、ラジオ体操を嫌いな教師でもいたのだろうか。
話がそれたが、二十数年ぶりにラジオ体操をやっておもったのは、意外ときついなということ。
第一、第二を通してやるとけっこう息が上がる。
肩を上げるのがけっこうしんどい。
首を回すとごきごき鳴る。
日常生活で、肘を肩の上まで上げたり、胸をおもいっきり反らせたり、胴体をめいっぱいねじったりすることないもんね。
凝り固まっていた身体がほぐれていくようで気持ちがいい。
緊急事態宣言が解除されて、約二ヶ月ぶりに会社に行った。
感じたのは、脳がほぐれていくような心地よさ。
リモートワークの間は、脳の狭い部分しか使っていなかった。
同じ場所で活動し、同じ人とだけ話し、同じような仕事をする。疲れたら同じような息抜きをする。
楽な生活ではあるが、どうも思考が固まる。
ぼくはふだん息抜きでこうしておもいついたことをブログにだらだら書くのだが、緊急事態宣言中はほとんど書かなかった。何もおもいつかなかったからだ。
会社に出勤するようになり、電車に乗ったり、歩いたり、階段を昇ったり、信号が変わるのを待ったり、道をふさぐように突っ立っているおばちゃんにぶつかりそうになったり、コンビニで店員の動きの悪さにいらだったリしているうちに、またくだらないことをあれこれ考えられるようになった。
脳もあちこち使わないと凝り固まるんだね。
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