2018年10月15日月曜日

大らかな時代

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小学四年生のときの担任は「初日の出を見にいくぞ!」と言って小学生数十人を連れて大晦日の夜に登山を敢行した。

小学五年生のときの担任は理科が大好きで、オリジナルのテキストを持ってきて教科書を使わずに授業をしていた。

小学六年生のときの担任は夏休みに生徒を自宅に招待して(田舎の広い家に住んでいた)、数十人を自分の家に泊まらせてくれた。


どの先生も熱意あふれる人だったしそれらのイベントはぼくたち生徒にとってすごくおもしろかったけど、今考えると「めちゃくちゃやな」と思う。

当時は何も考えてなかったけど、今となっては
「小学生いっぱいつれて冬山登山なんかして遭難したらどうすんだよ」
「教科書使わずに授業やったらまずいでしょ」
「六年生の男女を自宅に泊まらせるなんて。変なことしてると思われてもしかたないぞ」
とつっこみどころだらけの話だ。

ようやったなあ。大らかな時代だったんだなあ。
戦前の話じゃない。ぼくが小学校に通っていたのは平成時代だったはずなのに。
平成って大らかな時代だったんだなあ。


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