2018年5月8日火曜日

ごめんねいいよ

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保育園の子ども同士が喧嘩をしている。ひとりの子がおもちゃを独占して、順番を代わってもらえなかった子が泣きだしたのだ。

先生が「〇〇ちゃんにごめんなさいは?」と言うと、
泣かせたほうの子は「ごめんね」と言う。
言われたほうは泣きながら「いいよ」と即答する。

この「ごめんね」「いいよ」、もはや挨拶のように形式化している。「ごめんね」から「いいよ」まで一秒かからない。「じゃんけん、ぽん!」ぐらいのリズムで「ごめんね、いいよ」というやりとりがおこなわれている。

たぶん保育園で先生が教えているんだろう。
「ごめんなさいって言いなさい」
「ごめんって言われたら『いいよ』って言ってあげようね」と。


でも「いいよ」は言わなくていいんじゃないだろうか。

謝られたら「いいよ」と返さなければならないというルールができると、謝られても許せない子が悪いような空気になる。
でも許せないことだってあるだろう。許すのに時間のかかることだってあるだろう。

「謝ったからといって必ず許されるわけではない。それでも迷惑をかけたら謝らなければならない」
と教えてあげてほしいとぼくは思う。


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