2022年10月20日木曜日

いちぶんがく その16

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ルール


■ 本の中から一文だけを抜き出す

■ 一文だけでも味わい深い文を選出。



今や早死にの危険は減ったけれど、長生きの危険が高まっているといえます。

(久坂部 羊『日本人の死に時 そんなに長生きしたいですか』より)




これは、真相を知らない者同士の抗争なのだ。

(奥田 英朗『真夜中のマーチ』より)




おそらく、「噂話」説と「川の近くにライオンがいる」説の両方とも妥当なのだろう。

(ユヴァル・ノア・ハラリ(著) 柴田 裕之(訳)『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』より)




宇宙人が立候補を表明した。

(矢野 龍王『箱の中の天国と地獄』より)




「……あの、メールばかり送って付きまとうしか脳のない、自分本位な執念深い女のことですね」

(麻宮 ゆり子『敬語で旅する四人の男』より)




ジェームズはまず、被験者の「ジョン・ヘンリー度」を調べた。

(クロード・スティール (著) 藤原 朝子(訳)『ステレオタイプの科学』より)




高校時代初めてお付き合いした彼女に、「アンタがあと五センチ身長高かったらほんまに好きになったかも」と言われた。

(せきしろ・又吉 直樹『まさかジープで来るとは』より)




出産祝いに地球儀を持ってきた。

(東野 圭吾『嘘をもうひとつだけ』より)




やっぱ、なるなら社長か泥棒だわ。

(パオロ・マッツァリーノ『つっこみ力』より)




「そうだろ、おれたち、みんなどろぼうなんだよ。」

(那須正幹『ぼくらは海へ』より)




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