ぼくはごはん、つまり白米が大好きだ。ベタなギャグだけど、三度の飯よりごはんが好きだ。
そんなぼくが、出現を待ち望んでいる店がある。
「白米食堂」だ。
とにかくごはんにこだわった食堂。おいしいお米を、職人が釜で炊いて出してくれる。なんなら高性能の炊飯器でもいい。最近の炊飯器はすごいから。いろんな品種のお米を選べる店。
つくるのはごはんだけ。おかずは一切つくらない。
といってもおかずがないわけではない。おかずはすべて市販の「ごはんのおとも」である。
海苔、納豆、漬物、ふりかけ、生卵、鮭フレーク、海苔の佃煮、食べるラー油、サバ缶、ちりめんじゃこ、いかなごのくぎ煮、明太子、そぼろ肉、かつおぶし、醤油、味噌……。
そのへんのスーパーに置いているものばかりだ。とりたててめずらしいものはひとつもない。珍味はあるけど。
でも、だからこそ、ごはんのおいしさが引き立つ。
ほら、酒場とかバーであるじゃない。厳選したいろんな種類のお酒を置いてるけど、食べ物は缶詰とかナッツぐらいしか出さない店。
あれの食堂版。おいしい白飯を食わせることだけに特化した店。
そういう店がほしい。
自分ではやりたくない。近所にほしい。誰かがやってほしい。
誰かやってくんねえかな。わざわざ電車に乗って食べにいくほどではないから、うちの近所で。
高級食パンブームの後は高級ごはん。どうでしょう。
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