ルール
■ 本の中から一文だけを抜き出す
■ 一文だけでも味わい深い文を選出。
「遊ぶのが下手っていうことは、生きるのが下手っていうことなんですよ」
(永 六輔『無名人名語録』より)
「あの人、貧乏が似合うのよね」
(永 六輔『普通人名語録』より)
畜生、通貨を玩具にして独占的利益を挙げていやがる。
(服部 正也『ルワンダ中央銀行総裁日記[増補版]』より)
エイモスと私は、私一人が大馬鹿者なのか、それともたくさんの大馬鹿の一人なのかを調べることにした。
(ダニエル・カーネマン(著) 村井 章子(訳)『ファスト&スロー』より)
せめて、痴漢ぐらいはイキイキしている世の中でないと、危険ですよ。
(永 六輔『一般人名語録』より)
「ぼくが志あれど金はなし、の男だってことは、それはおまえも先刻承知済みのことだろう?」
(西村 賢太『小銭をかぞえる』より)
以前小さな蛙をまちがってのみこんでしまった人がそれ以来腹の底からは決して笑えなくなってしまったような、そんなような妙につっかかった様子の笑いだった。
(川上 弘美『センセイの鞄』より)
羨ましいとおっしゃるなら人生をそっくり取り替えて差しあげよう。
(鷺沢 萠『私はそれを我慢できない』より)
「むうう、不動産屋は信用しない方がいいのですよ、うけけけけ」
(京極 夏彦ほか『小説 こちら葛飾区亀有公園前派出所』より)
自分の台詞が、返し付きの釣り針並みに相手の心に食い込んだのさえ、はっきり見て取れた。
(吉永 南央『オリーブ』より)
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