ルール
■ 本の中から一文だけを抜き出す
■ 一文だけでも味わい深い文を選出。
「なんで、途中で殺すの」
(「新潮45」編集部編『凶悪 〜ある死刑囚の告発〜 』より)
何年かぶりにあげた悲鳴をひじきに捧げる。
(川嶋 佳子(シソンヌじろう)『甘いお酒でうがい』より)
ワイングラスの向こう側で笑っているあいつは友だちではない。
(小田嶋 隆『友だちリクエストの返事が来ない午後』より)
気持ち悪いことである。
(小谷野 敦『本当に偉いのか』より)
「わたしたちは昔の人が思い描いた未来に閉じこめられたのよ」
(伊藤計劃『ハーモニー』より)
誓って言うが、女性のお尻をつねったのは、後にも先にもそのときだけである。
(H・F・セイント『透明人間の告白』より)
要するに「何かを撮る」という行為は、「何かを消してしまう」行為と同じことなのだ。
(森 達也『たったひとつの「真実」なんてない』より)
自分でいうのもなんだが、僕はアジアのためになるようなことはなにひとつしていない。
(下川 裕治『歩くアジア』より)
それとも全然知らない人の鼻をつまんでしまったとか?
(今村 夏子『むらさきのスカートの女』より)
「女の子に嫌われると、先生みたいに寂しい男になっちゃうぞ」
(井上 真偽『ベーシックインカム』より)
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