2021年2月18日木曜日

英国の気持ち

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 完全にのろけなんだけど、
うちの娘(七歳と二歳)の喧嘩の原因でいちばん多いのは

「(妹)ちゃんのおとうさん!」

「(姉)のおとうさん!」

という〝おとうさんの取りあい〟だ。

 ふたりの異性が自分をめぐって争う。全人類の夢だ。
 それが毎日のようにぼくの目の前でくりひろげられている。

 うれしい。 だからぼくは喧嘩を止めない。

「そうだよ。(妹)のおとうさんだよ」
「そうだね。(姉)のおとうさんだね」
と、双方にいい顔をする。
 仲裁もしないしどちらかの肩を持つこともない。

 ずっとこの喧嘩をしていてほしい。喧嘩が長く続くほど、おとうさんの存在感が増すのだから。

 ユダヤにもアラブにもフランスにもいい顔をして三枚舌外交をくりひろげた英国の気持ちがよくわかる。



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