娘(六歳)とその友だちと公園で遊んだときのこと。
娘の友だちのお兄ちゃん・Kくん(九歳)も公園で遊んでいた。友だちと野球をやっている。
しばらくして、Kくんとその友だちがやってきた。
「いっしょにドッチボールしよう」
「いいよ。ええっと、そっちの子はなんて名前?」
「名前? 知らない」
「え!?」
友だちの名前を知らない? ずっといっしょに野球やってたのに???
「えっ、なんで知らないの」
「だってさっき会ったばっかだもん」
「同じ小学校じゃないの?」
「ううん。はじめて会った。あいつがどこの小学校かも知らないよ」
「それでいっしょに野球やってたの?」
「そう」
「それにしても、名前とか小学校とか聞こうとおもわない?」
「べつに」
えええ。
すげえ。
見ず知らずの人と出会ってすぐに野球をやれるのが。
それで名前も所属も気にしないのが。
そのくせ「あいつ」呼ばわりできるのが。
男子小学生ってこんなだったっけ。
ゆきずりの女と一夜を共にできるプレイボーイぐらいすげえ。
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