言っちゃいけないことの基準が甘い。
「これぐらいの悪口は言ってもいいだろ」の基準が人より甘い。
面と向かっては言わないけど、冗談まじりに「あいつ○○じゃねえの」「これだから○○な人間は」みたいなことを言ってしまう。炎上こわいからここでは伏せるけど。
あるとき職場の後輩の前で汚い言葉を使っていたら「すごいこと言いますね」と言われた。
あっ、これ、危険なやつだ。
後輩は気を遣ってくれたのだろうが、「言っていいこととダメなことの区別もつかねえのかよバーカ」をマイルドにしたのが「すごいこと言いますね」だ。
ふと気づけばぼくも中年。
「そんなこと言うな!」と叱ってくれる人は、妻しかいなくなった。
このままだと、あれだ。
「時代が変わったことに気づかず暴言を吐いてみんなから眉をひそめられるおっさん」ルートまっしぐらだ。
政治家とか会社役員とかのえらいおっさんによくいるタイプ(えらくないおっさんにもいるが)。
いらんことを言って周囲を不愉快にさせるタイプ。でも周りは誰も注意できないから当人は「みんなが言えない本音を言えちゃうオレ」みたいな感じでいい気になっちゃうタイプ。
ほんとは「みんなが言えない」じゃなくて「みんなが言いたくないし聞きたくもない」なんだけど。
若いころは「毒舌」「歯に衣着せぬ」「無鉄砲」「舌鋒鋭い」として気に入られることもあったけど、歳をとって権力を手にしたことで(この国では何も成し遂げてなくてもジジイであるというだけでえらくなってしまうのだ)単なる暴言ジジイになってしまう。
いかんいかん。
ぼくも気を付けねば。
あいつやあいつのように口汚い言葉ばかり使う、×××ジジイにならないように(口汚い表現なので伏せ字)。
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