2019年10月8日火曜日

有段者になろう

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ぼくは段を持っていない。

おもえば、ずっと段とは無縁の人生を歩んできた。

格闘技は見るのも好きじゃない。
将棋や囲碁は趣味でやる程度。
書道のように集中力を要するものは苦手。

持っている資格は、普通運転免許、英検三級、漢検二級。それだけ。
英検や漢検に級はあっても段はない。
小学生のとき通っていたスイミングスクールで四級ぐらいまでいったけど、こちらも段はない。

だからだろう、「有段者」という響きにあこがれる。
「学生時代は剣道部にいました。剣道二段です」
なんて言われると、「まいりました」と言ってしまいそうになる。段を持っているだけで「技あり」一本とられた気分だ。

吉本新喜劇だったかで
「わしは柔道・剣道・空手・書道・そろばんあわせて七段や!」
「書道四段とそろばん三段やけどな」
みたいなギャグがあったけど、一段も持っていないぼくとしてはただただ「すごいじゃないか」とただただ感心してしまう。


たぶんこの先も段をとることはない。
なんだか悲しい。
ぼくの人生、無段で終えるのか……。

そうだ!
自分が家元になればいいんだ。
そして自分に段を発行すればいいんだ!
段なんて言ったもん勝ちだもんな。

だからぼくは今日から「読書感想文五段」を名乗ることにした。

柔道でいったら全日本選手権に優勝する人が五段だったり、将棋(プロ)でいうと四段になることで晴れてプロになったりするので、五段というのは相当な強さだ。

よしっ、今日からぼくは読書感想文五段!
プロフィールも更新したぜ!


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