2022年7月6日水曜日

いちぶんがく その14

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ルール


■ 本の中から一文だけを抜き出す

■ 一文だけでも味わい深い文を選出。




「庶民というのは、一度御馳走を出してもらうと、いつでも出してもらえると思い込み、出てこないと文句をいうものだ」。

(東野 圭吾『マスカレード・ホテル』より)





そのため、国を問わず時代を問わず、集団の指導者は、その集団が失敗したときには、外国人つまり「敵」にたいする憎しみをあおることによって集団の凝集性を高めようとするのがつねである。

(M・スコット・ペック(著) 森 英明(訳)『平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学』より)





人間以外はこれまでどおりの世界。

(小林 賢太郎『こばなしけんたろう』より)




昔の生物は死ななかった。

(更科 功『残酷な進化論 なぜ私たちは「不完全」なのか』より)




あたしゃこんな悪魔みたいな男、知りませんよ。

(渡辺 容子『左手に告げるなかれ』より)




関西人なら「ごっつ簡単でんな!」というところでしょう。

(藤岡 換太郎『山はどうしてできるのか ダイナミックな地球科学入門』より)




だいたいチビだし、威圧的じゃないし、声だってソフトだし、怒鳴ったりしないし。

(上野 千鶴子『女の子はどう生きるか 教えて、上野先生!』より)




「ここの留置場は、わりと寝心地がいいっていう話だから」

(東野 圭吾『マスカレード・イブ』より)




自分がこんなに苦労しているのだから、はたらかない人間も同じように苦労をすべきだ。

(井手 英策『幸福の増税論 財政はだれのために』より)




「興味を惹くものがあって、どう扱っていいかわからない場合、殺してしまう」

(花村 萬月『笑う山崎』より)





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