2019年6月6日木曜日

かぎりなくスパムに近いメール

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2001年頃のお話。

当時、インターネットはあったものの主流はまだまだ「個人のホームページ」「趣味の掲示板」程度だった。

その頃ぼくは携帯電話を手に入れて(電話とメールと電卓ぐらいしか機能がないやつだ)、当時みんながそうだったようにメールに夢中になっていた。

もちろん必要事項の連絡にもつかっていたけど、それより情報発信の手段としてよくつかっていた。

おもしろい(と自分ではおもう)ことをおもいついたら、それをメールにして友人たちに送りつけるのだ。
「おもろいな」とか「またしょうもないことやってるな」とか返信があることもあれば、スルーされることもある。
それでもぼくは、コントやばかばかしいクイズを思いつくたびに、それを友人たちに送りつけていた。


そして2019年。

今もぼくはくだらないことをおもいつくたびに、パソコンや携帯電話で発信している。

変わったのは、送り先が友人ではなく、ブログやTwitterになったことだ。


すばらしい変化だ。

なぜなら、友人たちはぼくが書いたしょうもないことを読まなくてもよくなったのだから。

見たいときだけ読みにくればいいし、見たからといって気を遣ってコメントを返す必要もない。
ずっと見たくないならミュートにすればいい。

ぼくの友人たちは、もっとSNSに感謝したほうがいい。


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