視覚障害者の手を引いて道案内した。
音の鳴らない信号にさしかかったところで
「ふだんはどうやって渡ってるんですか」と訊いたら、
「勘です。音でだいたいわかりますけど最近は静かな車が多くて困ります」
と言っていた。
また、あまりに交通量が多い交差点だと、ひっきりなしに走行音があるのでやはり怖くて渡れないのだという。
うるさすぎてもだめだし、静かすぎてもだめなのだ。
そんなこと考えたこともなかった。
ひとりでも歩けるが、そんなふうに渡れない道を避けて歩くことになるので、ひとりだと時間がかかるそうだ。
「だからこうしていっしょに歩いてくれる人がいると助かります」
とってもらえた。
よかった。
「余計なお世話かな」とおもいながらもおもいきって「案内しましょうか」と声をかけてみてよかった。
ということで、同じように躊躇している人がいたらぜひ声をかけるといいよ。
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