これまでにも家族で飲みに行ったことや実家でふたりで飲んだことはあったけど、ふたりだけで外に飲みに行くのはよく考えたらはじめてのことだ。
世の父親にとって「息子と酒を酌み交わす」というのは、中年期三大イベントのひとつらしい。
(あとのふたつは「前立腺の病気になる」「マッチ棒で作っていた五重の塔がついに完成する」だ)
父にとってのビックイベントだと思うとぼくまでどきどきしてきた。
父のためになんとしてもこのイベントは成功させてやらなければならない。
そしてぼくに息子が生まれたら、いつか今日の日のことを思い出しながら成人した息子に云うんだ。
「どうだ。父さんと飲みに行かないか。割り勘で」
と。
0 件のコメント:
コメントを投稿