2016年3月1日火曜日

【エッセイ】パンツマン

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今日も妻から「パンツ姿でうろうろしないで」と怒られた。     


うん、でも、ちょっと待って。

たしかにうろうろした。
先週の水曜日もうろうろしたし、建国記念の日にもうろうろした。

だけど聞いてくれ妻よ。
ぼくだって好きでパンツ歩きをしていたわけじゃない(好きでするときもあるけど)。

風呂に入ろうと思った。
脱衣場で服をすべて脱いだところで、パジャマを忘れたことに気がついた。
そこでぼくは、居間にいる妻を気遣い
“ わ ざ わ ざ パ ン ツ を 履 い て ”
パジャマを取りに行った。

はいここ重要。
とても重要。
赤いマーカー引いといて。
引きすぎて下の文字がにじむぐらい引いといて。
辺り一帯引いてどこがほんとに重要なのかわかんなくなるぐらい引いといて。

そう。
ぼくは服を脱いでパンツマンになったんじゃない。
パンツを履いて、パンツマンになったの。
これ、似ているようで180度ちがうからね。
言ってみりゃプラスのパンツ。


だってね、考えてもごらんよ。
街中で、突然おじさんが服を脱いでパンツ一丁になったらみんなどう思う?

怖いよね。
嫌な気持ちになるよね。

でも、街中に全裸のおじさんがいて、そのおじさんがパンツを履いてパンツ一丁になったらどう思う?

ほっとするよね。
ああよかった、って思うよね。

そうゆうこと。
これがプラスのパンツの力。

だからパンツ履いてくれてありがとうという感謝の気持ちを夫に対して持つことが……あっはいごめんなさい余計なこと言ってないですぐ退散します!

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