2015年6月19日金曜日

こんにゃく外交

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中国や韓国では、自国の国旗を燃やすのは違法、他国の国旗を燃やすのは合法らしい。

日本は逆で、他国の国旗を燃やすのは違法、自国はセーフ。

なんとなく外交姿勢が透けて見えておもしろい。

アメリカはというと、かつては「星条旗を損壊したものを罰する」という法律があったが連邦最高裁において違憲とされた。
なぜならアメリカ星条旗は「万人の自由と平等」を象徴するからだ。「星条旗を燃やす」ことも星条旗が象徴する自由に含まれる、というわけ。

その結果、星条旗を燃やすことに「アメリカに挑戦状を叩きつける」という意味はなくなった。
なぜなら星条旗を燃やすことは、星条旗の保証する自由に与することになるからだ。
攻撃していると思っていたのに、気づいたら相手の術にからめとられているという合気道のような技だ。

外交の極意はこんにゃく問答。

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