2024年1月5日金曜日

小ネタ9

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クッキングパパ

 漫画『クッキングパパ』の初期の設定に「パパは料理が上手なのに会社では隠している」という設定があった。おいしい料理をつくっても、妻がつくったことにしたり、部下の女性がつくったことにしたりしていた。

 この設定、今読むと意味がわからないかもしれない。「なんで料理ができることを隠さなきゃいけないの?」と。

 連載初期の1980年代後半、特に九州(『クッキングパパ』の舞台は福岡)では、「男が台所に入るなんて恥ずかしい」という価値観がまだまだ強かったから、荒岩一味(主人公)はこそこそ料理をしないといけなかったのだ。だが作中でははっきりとその理由が描かれていない。なぜなら「言わなくてもわかること」だったから。それぐらい「男が料理なんて」という風潮はあたりまえのものだったのだ。今の時代から見ると隔世の感がある。今だったら料理をできることを恥ずかしいとおもう男はほぼいないだろう。

 その時代の変化に一役買ったのが『クッキングパパ』でもある。『クッキングパパ』により価値観が変わり、『クッキングパパ』が時代にあわなくなったのは皮肉なことだ(だから中盤からはパパは堂々と料理をすることになる)。


 美味しんぼ

 もう一翼の有名料理漫画『美味しんぼ』。当時も斬新だったのだろうが今読んでもなかなか斬新だ。料理漫画はその後もたくさん生まれているが、「作ってもないやつがえらそうに料理を語る」ことにおいて『美味しんぼ』の右に出る作品はない。

 つくってもないやつがあれはダメだ、これは不勉強だとえらそうに語るのだ。バブリー!

 カバ夫くんが「おなかへってるのかい。アンパンマンの顔をお食べ」と勝手にいうようなものだ。ちがうか。


生産量全国1位


 徳島県と大分県、ほぼ一緒じゃねーか。

 子どもに「すだちとかぼすって何がちがうの?」と訊かれたけど、「……大きさ?」としか答えられなかった。





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