四歳の次女の身長を測った。
家の壁に背中をつけさせて、壁に鉛筆で線を引いて、身長を測ってやる。
「すごいねー。百十センチになったよ。大きくなったねー」
と言うと、うれしそうにしていた。
翌日、次女は「せ、はかって!」とお願いしてきた。
「えっ、昨日測ったじゃない」
「はかって!」
もう一度計ってやる。もちろん昨日と変わらない。誤差の範囲だ。
しかし次女は目を輝かせて「おおきくなった?」と聞いてくる。
すごい。毎日大きくなると思ってるのだ。
いや、あながちまちがいではない。じっさいに毎日大きくなってるのだ。だって一ヶ月に一センチのペースで大きくなってるんだもの。完全に成長が止まってしまったぼくとはちがう。
昨日できなかったことが今日にはできるようになっている。先週までできなかったことが今週はできるようになっている。一年前と比べると、できることに雲泥の差がある。
「おおきくなった?」は、毎日成長しているからこその自信に裏付けられているのだ。
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