後輩Nは、ずっと歌っている。
鼻歌とかじゃなく、全国中学校合唱コンクールぐらい大きく口を開けてはっきりと歌う。
隣に人がいても気にせず歌う。
もちろんひとりのときもずっと歌ってるらしい。
「夜道を自転車で走りながら歌っていたら、向こうから人が来て、熱唱を聞かれて恥ずかしい思いをした」
という経験が誰しもあると思っていたが、Nにはそんな経験はないらしい。
なぜなら恥ずかしくないから。
だから彼は、向こうから知らない人が来ても歌いやめない。同じボリュームで歌いつづける。
そんな彼に対して、ぼくが驚きあきれた瞬間ベスト3。
3位。
焼きそばを食べながら歌っていたとき。
2位。
すぐ隣で別の人が本気の説教を食らっているときにウルフルズを歌っていたとき
(さすがの彼も自分が怒られているときは控えるらしい)。
1位。
AKB48の曲がかかっているコンビニで、AKB48のべつの曲を歌っていたとき。
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