2015年4月20日月曜日

小籠包2倍熱い説

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小籠包(ショウロンポー)を食べるたびに思うのだが、小籠包の熱さは常軌を逸している。

小籠包を口に運ぶ前に
「熱いから気を付けなくちゃ」
と思うのだが、それでも毎回「はふっ(熱っ)」となる。
ほとんど地獄の熱さだ。

小籠包をはじめて食べる人は、百人が百人とも肉汁で舌を火傷する。
「こちらたいへんお熱いのでお気をつけください」
と言われても絶対に「はふっ」となる。

熱いから気をつけろと言われると、我々はアツアツの餃子ぐらいの熱さを想定する。
でも小籠包の熱さはそんなもんじゃない。
なにしろやつらは地獄出身だ(食べ物をできたてのうちに食べないと死後に小籠包を口に詰め込まれる『肉汁地獄』に落とされる。小籠包はそこの出身だ)。
「これぐらい熱いだろうな」と思っている、その2倍小籠包は熱い。

私はここに「小籠包2倍熱い説」を唱えたい。

はじめて小籠包を食べる人が「お熱いのでお気をつけください」と言われて想定する、その2倍熱い。
二度目に食べる人は小籠包の熱さを知っているから警戒するが、それでもその想定の2倍熱い。
何度食べても、小籠包はこちらがイメージしている熱さを2倍上回る。
これが「小籠包2倍熱い説」である。

だから小籠包を提供するお店はこう言わなくてはならない。
「こちら、お客様が思っている2倍熱いのでお気をつけください」と。

そう言われて2倍の熱さを覚悟した場合、もちろん小籠包は4倍熱い。

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