2026年3月30日月曜日

あってもなくてもいい章のはじめの引用文

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  海外の本を読むと、章のはじめにどうでもいいフレーズが引用されていることがある。こんなやつ。

目に対して目を そして歯に対して歯を(『マタイ福音書』より)

 本題とまったく関係ないわけじゃないけど、あんまり関係のない引用。あってもなくてもどうでもいい引用。


 学術的な本なのに聖書から引用していたり、『マザーグース』や『不思議な国のアリス』のような子ども向けのお話から引用していたり。海外の本の文化なんだろう。シェイクスピアとかもよく引用されているイメージだ。


 あれを書くために著者はけっこう労力を割いているんだろうな。いろんな小説とかを引っ張り出してきて、章の内容にちょっとでも関係のありそうな文章を探しているんだろうか。それだけで何時間もかかりそうな気がする。あってもなくてもどっちでもいい引用なのに。息抜き的にやっているんだろうか。


 日本で「あってもなくてもいい章のはじめの引用文」をやっている人はあまりいない。宮部みゆきとか伊坂幸太郎がやってた気がするけど、ノンフィクションではまず見たことがない。

 日本の研究者もやったらいいのにね。それも海外のかっこいい小説じゃなくて、もっとどうでもいい文章を引用して。

ふたをあけたとたん、なかからけむりがでてきて あっというまに うらしまたろうはおじいさんになってしまったのです。
(『浦島太郎』より)
オレはケーキなど食っていない!
スポンジとクリームとイチゴを食ったんだ
(『行け! 稲中卓球部』より)

 おお、くだらない文章でもなんかそれっぽくなるな。


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