2025年5月1日木曜日

【カードゲームレビュー】アップんダウン

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アップんダウン

内容説明(Amazonより)
「アップんダウン」はモザイクゲームズがデザインしたオリジナル・カードゲーム。1から100までの数字カードと8枚の特殊カード、合わせて108枚のカードで構成されています。
ルールはとても簡単です。親は全員に5枚のカードを配ります。手番のプレイヤーは5枚の手札から1枚を場に出し、山札から1枚を補充します。つまり手札は常に5枚で変わりません。手札から出すカードは前の人の出した数字より大きな数のカードでなければなりません。ただし、1の位の数字が前と同じカードがあれば、小さな数字に下げることもできます。出せるカードが無い人はゲームから脱落します。こうして最後にひとり残った人がゲームの勝者です。それだけの単純なルールなのに、とてもスリリングなゲーム展開が味わえます。
1から100までの数字が読める人なら、年齢・言葉の違い・障がいのある無しを問わず誰でもすぐに遊ぶことができます。初心者向けの基本ゲームのほか、ギャンブル要素を盛り込んだ上級ルールや、パズル要素のある協力ゲームもあります。ぜひ「アップんダウン」をあなたの遊びのコレクションに加えてください。

 ルールは非常にシンプル。

「1~100のカードの中から5枚ずつ所持する。前の人が出したカードより大きいカードを出さなくてはならない。ただし1の位が一緒であれば小さいカードでも出せる(99の後に9を出す、など)」

 あと「パス」「逆回り」「自分以外の誰かを指名してその人の番にする」の特殊カードもある(2名でプレーするときはこれは全部同じ効果になる)。


 いろんなカードゲームで遊んだけど、ここまでシンプルなルールもめずらしい。六歳の娘でもすんなり理解できた。それでいて、かなり奥が深い。じっくり考える余地がある。


 また、ルールはほぼ一緒だが、3種のゲームが楽しめる。

 基本的な対戦ゲーム『ベーシック』

『ベーシック』とほぼ一緒だがチップを賭ける『キャリーオーバー』

 プレイヤー同士で協力してカードを使い果たすのを目指す『カルドサック』


 うちの家では、主にカルドサックをやっている。ちなみにカルドサックとはフランス語で「袋小路」の意味らしい。なんでこれだけフランス語なんだ。

 このゲーム、対戦にはあんまり向いてないんだよね。なぜなら運次第で一瞬で決着がついてしまうことがあるから。たとえば最初の人が「100」を出したら、次の人は下1桁が「0」のカードか特殊カードを持っていなければその時点で負けてしまう。カードを1枚も出すことなく。

 これはつまらない。なのでもっぱら、みんなが長く楽しめるカルドサックを遊んでいる。


 カルドサックの目標は、108枚のカードをすべて場に出すことだ。他のプレイヤーの手札を見ることもできる。

 公式ルールでは相談禁止となっているが、うちでは相談アリにしている。それでもむずかしい。何度かやったが、108枚すべて出し切ったことは一度もない(最高は107枚!)。

 パーフェクトを目指そうとおもったら、これまでに出したカードを覚えておく必要がある。「まだ97が出てないから7を置いといても大丈夫だな」みたいに。それかよっぽど運に恵まれるか。

 パーフェクトはかなりむずかしいけど、何度かやっていたら残り10枚ぐらいまでならなんとかなる。数手先まで読む力が鍛えられる。


 間口が広くて、奥が深い。

 理想的なゲームだ。誰でも遊べてずっと遊べる。


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