アップんダウン
ルールは非常にシンプル。
「1~100のカードの中から5枚ずつ所持する。前の人が出したカードより大きいカードを出さなくてはならない。ただし1の位が一緒であれば小さいカードでも出せる(99の後に9を出す、など)」
あと「パス」「逆回り」「自分以外の誰かを指名してその人の番にする」の特殊カードもある(2名でプレーするときはこれは全部同じ効果になる)。
いろんなカードゲームで遊んだけど、ここまでシンプルなルールもめずらしい。六歳の娘でもすんなり理解できた。それでいて、かなり奥が深い。じっくり考える余地がある。
また、ルールはほぼ一緒だが、3種のゲームが楽しめる。
基本的な対戦ゲーム『ベーシック』
『ベーシック』とほぼ一緒だがチップを賭ける『キャリーオーバー』
プレイヤー同士で協力してカードを使い果たすのを目指す『カルドサック』
うちの家では、主にカルドサックをやっている。ちなみにカルドサックとはフランス語で「袋小路」の意味らしい。なんでこれだけフランス語なんだ。
このゲーム、対戦にはあんまり向いてないんだよね。なぜなら運次第で一瞬で決着がついてしまうことがあるから。たとえば最初の人が「100」を出したら、次の人は下1桁が「0」のカードか特殊カードを持っていなければその時点で負けてしまう。カードを1枚も出すことなく。
これはつまらない。なのでもっぱら、みんなが長く楽しめるカルドサックを遊んでいる。
カルドサックの目標は、108枚のカードをすべて場に出すことだ。他のプレイヤーの手札を見ることもできる。
公式ルールでは相談禁止となっているが、うちでは相談アリにしている。それでもむずかしい。何度かやったが、108枚すべて出し切ったことは一度もない(最高は107枚!)。
パーフェクトを目指そうとおもったら、これまでに出したカードを覚えておく必要がある。「まだ97が出てないから7を置いといても大丈夫だな」みたいに。それかよっぽど運に恵まれるか。
パーフェクトはかなりむずかしいけど、何度かやっていたら残り10枚ぐらいまでならなんとかなる。数手先まで読む力が鍛えられる。
間口が広くて、奥が深い。
理想的なゲームだ。誰でも遊べてずっと遊べる。
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