2024年4月4日木曜日

編集中 いちぶんがく その22

このエントリーをはてなブックマークに追加

ルール


■ 本の中から一文だけを抜き出す

■ 一文だけでも味わい深い文を選出。



積み重なっていくCDの分だけ、遠藤のプライドもどんどん高くなっていく。

 (山内 マリコ『ここは退屈迎えに来て』より)




「うん、おれたちは死ぬんだよ、心配しなさんな」

リチャード・プレストン(著) 高見 浩(訳)『ホット・ゾーン ウイルス制圧に命を懸けた人々』より)




「お前はアルゼンチン国立図書館長か」

(杉元伶一『就職戦線異状なし』より)




さらに小声で申しますが、そういう人々は、あまり美しくない、まあ健康的かもしれないが人目にさらすべきではないような顔をしているのではないか、と思います。

(福田 和也『悪の対話術』より)




素直論に幻滅したようだった。

(矢部 嵩『保健室登校』より)




オーストラリアの砂漠で、重くて騒がしいバスケットボールを抱えて数年間を生きのびることができるだろうか。

(ヘレン・E・フィッシャー『愛はなぜ終わるのか』より)




嬉しい時にしか泣けない人なのだ。

(杉井 光『世界でいちばん透きとおった物語』より)




あなたにどうやって仕返しするか、時間をかけてじっくり考えなくちゃ。

(ジョージー・ヴォーゲル(著) 木村 博江(訳)『女の子はいつも秘密語でしゃべってる』より)




ありとあらゆる種類の負け犬と狂人をごった煮にしたスープ。

(平山 夢明『或るろくでなしの死』より)




最初に断っておくが、池上彰が悪いわけではない。

(武田 砂鉄『わかりやすさの罪』より)




 その他のいちぶんがく


このエントリーをはてなブックマークに追加

0 件のコメント:

コメントを投稿