2015年8月10日月曜日

とーちゃん、おきてー!

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うちの2歳の娘は最近やっと2語の言葉をしゃべるようになって、ぼくが朝寝をしていると
「とーちゃん、おきてー!」
と起こしにきて、いとをかし。

しかししょせんは2歳児。
世の中のことわりというものをまったく理解していない。

もし今、ぼくが死んだとする。
娘は人が死ぬということを理解できないから、ちっとも悲しまないにちがいない。
葬式の間も、ずっと走り回ったり、あちこち触りまわったりしていることだろう。

そしていよいよ出棺のとき。
未亡人となった母親から「お父さんに最期の挨拶をしなさい」と促された娘は、遺体となったぼくの顔をたたきながら

「とーちゃん、おきてー」

と叫ぶだろうと想像したら、うわっこれたまらんな。想像で泣ける。
ぼくが死んでも誰も泣かないだろうけど、この瞬間だけは葬儀場の全員号泣するだろうな。

2歳児、最強。


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