2020年1月31日金曜日
リュックあいてる
電車で前に立っている女性が背負っているリュック。
リュックの口がちょっとあいてる。
腕一本が余裕で入るぐらい。
不用心だな、とおもう。
でもそれだけ。何もしない。
勝手にファスナーを閉めたらスリや痴漢とまちがわれるかもしれない。
かといって声をかけて教えてやるほどでもない。全開になってて中のものが落ちそうになったらさすがに教えるけど、そこまででもない。ちょっとあいてるだけだもの。
ここは見て見ぬふり。
それが大人の処世術。
しかし意識はずっとそこにある。
いやもうとっくにリュックの中に腕をつっこんでいる。まさぐっている。
腕をつっこんで、これは手帳、これは携帯電話、これは化粧ポーチ、これは財布、中には札が四枚。たいしたことないな。
しかし狭いな。ちょっと物を乱雑に詰めこみすぎなんじゃないか。
いつのまにかぼく自身がリュックの中に入っている。
暗いけど中が見えないほどではない。なぜならぼくの頭上、リュックの口があいているから。
スマホの上に立ってあたりをみわたす。壁がきたない。このリュック、けっこう使いこまれている。このペットボトルはいつのだ。なんかにおうぞ。
たいしたものは入ってないな。お嬢さん、今度からは気をつけなよ。悪い人だったら財布を盗んだり個人情報を手に入れたりしてたぞ。ぼくだからリュックの中に入りこむだけで済んだけど。
ふいに、背後から肩を叩かれる。
ひっ。ぼくはあわてて意識をリュックから出し、肉体に戻ってくる。
まずい、勝手に他人のリュックに入ってたことがばれたのか。
おそるおそる振り向くと、後ろの男性が言う。
「リュックあいてますよ」
2020年1月30日木曜日
ロンパース紳士
君はロンパースを知っているか。
ロンパース。あかちゃんの正装。
シャツとパンツが一体になった肌着。
シャツとパンツがくっついていたらいったいどこから着るのか。
心配ご無用。股のところがあいているので頭からかぶせ、最後に股の下についたホックをポチンポチンと止めれば完成。
これを着せると、ザ・あかちゃんになる。どこからどう見てもあかちゃん。これでもううっかりあかちゃんを大人とまちがえて「つかぬことをお尋ねしますが……」と話しかけてしまうことはない。
うちの子がずっと寝ているだけの新生児だったとき。
ロンパースは便利だった。
ははあなるほど。
おむつを替えるたびにいちいちズボンを脱がせたり履かせたり必要がないので便利だな。すきまがないから腹も冷えないしな。
すなおに感心した。
だが一歳二ヶ月の今。
彼女は立ってすたすた歩いている。後ろ向きに歩くこともある。ジャンプらしき動きもする(本人の中ではジャンプなのだろうが傍からはスクワットにしか見えない)。
さすがに肌着でうろうろするのもまずかろうと、ロンパースの上からセーターやズボンを着せて歩かせている。
しかしどれだけ歩こうが走ろうが四回転半ジャンプを決めようが、しょせんは赤子。
自分のケツも自分で拭けない。文字通りの意味で。
おむつを替えてやるのだが、そのたびに不便を感じる。
おむつを替えるためには
1.まずズボンを脱がせ
2.ロンパースのホックをはずし
3.ロンパースのすそにウンコがつかぬようすそをまくりあげてうなじのところに挟み
4.ウンコおむつを脱がせ
5.ケツを拭き
6.新しいおむつを履かせ
7.ロンパースのホックを留め
8.ズボンを履かせる
じつに八つのステップを必要とする(5の後に「自分の手に付いたウンコを拭く」というステップが加わることもある)。
だがロンパースがなければ、2と3と7の手順は省略できる。
面倒だ。
ロンパースなしじゃだめなのか。ふつうの肌着じゃだめなのだろうか。
妻に言ってみた。
「もうロンパースいらんのちゃうん?」と。
我ながら建設的ないい提案だ。
すると妻は言う。
「ふだんはいいんだけどね。でもウンチやおしっこをするとおむつが重くなって、おむつの重みでズボンが脱げちゃうのよ。おなかがぽっこりしてるからベルトをさせるわけにもいかないし。だからロンパースがいるのよ」
くっ……。
まただ。いつも妻は、理路整然と正論を語ってぼくの出鼻をくじく。理にかないすぎてぐうの音も出ない。
ロンパースに「おむつずり落ち抑止機能」があることはわかった。
だが。
うちの一歳児は食べることが大好き。歯が四本しかないくせに大人顔負けの量を食べる。口にバナナをほおばり、右手にバナナを持ち、左手でバナナをつかむ。
当然ながら身体はでかい。常に成長曲線の上限いっぱいをキープし、同世代に圧倒的な差をつけている。
おなかがぱんぱんなので、ロンパースのホックはしょっちゅうはずれる。はずれるというよりはじけるといったほうがいいかもしれない。
だっこをすればパチン。座ればパチン。しゃがめばパチン。
千代の富士の肩関節と同じくらいよくはずれる。
で、ロンパースのすそがズボンの外に出て燕尾服みたいになっている。びろーん。
もちろんおむつずり落ち防止機能は正常に動作していない。おむつずりーん。
うむ、ロンパースいらんな。
おむつずり落ち防止機能どころか「大人とまちがえられるの防止機能」も機能してないもんな。燕尾服の紳士とまちがえて「つかぬことをおたずねしますが、ここいらでおなかぱんぱんのあかちゃんを見かけませんでしたか」と話しかけてしまうもんな、これじゃ。
ロンパース。あかちゃんの正装。
シャツとパンツが一体になった肌着。
シャツとパンツがくっついていたらいったいどこから着るのか。
心配ご無用。股のところがあいているので頭からかぶせ、最後に股の下についたホックをポチンポチンと止めれば完成。
これを着せると、ザ・あかちゃんになる。どこからどう見てもあかちゃん。これでもううっかりあかちゃんを大人とまちがえて「つかぬことをお尋ねしますが……」と話しかけてしまうことはない。
ザ・あかちゃん |
うちの子がずっと寝ているだけの新生児だったとき。
ロンパースは便利だった。
ははあなるほど。
おむつを替えるたびにいちいちズボンを脱がせたり履かせたり必要がないので便利だな。すきまがないから腹も冷えないしな。
すなおに感心した。
だが一歳二ヶ月の今。
彼女は立ってすたすた歩いている。後ろ向きに歩くこともある。ジャンプらしき動きもする(本人の中ではジャンプなのだろうが傍からはスクワットにしか見えない)。
さすがに肌着でうろうろするのもまずかろうと、ロンパースの上からセーターやズボンを着せて歩かせている。
しかしどれだけ歩こうが走ろうが四回転半ジャンプを決めようが、しょせんは赤子。
自分のケツも自分で拭けない。文字通りの意味で。
おむつを替えてやるのだが、そのたびに不便を感じる。
おむつを替えるためには
1.まずズボンを脱がせ
2.ロンパースのホックをはずし
3.ロンパースのすそにウンコがつかぬようすそをまくりあげてうなじのところに挟み
4.ウンコおむつを脱がせ
5.ケツを拭き
6.新しいおむつを履かせ
7.ロンパースのホックを留め
8.ズボンを履かせる
じつに八つのステップを必要とする(5の後に「自分の手に付いたウンコを拭く」というステップが加わることもある)。
だがロンパースがなければ、2と3と7の手順は省略できる。
面倒だ。
ロンパースなしじゃだめなのか。ふつうの肌着じゃだめなのだろうか。
妻に言ってみた。
「もうロンパースいらんのちゃうん?」と。
我ながら建設的ないい提案だ。
すると妻は言う。
「ふだんはいいんだけどね。でもウンチやおしっこをするとおむつが重くなって、おむつの重みでズボンが脱げちゃうのよ。おなかがぽっこりしてるからベルトをさせるわけにもいかないし。だからロンパースがいるのよ」
くっ……。
まただ。いつも妻は、理路整然と正論を語ってぼくの出鼻をくじく。理にかないすぎてぐうの音も出ない。
ロンパースに「おむつずり落ち抑止機能」があることはわかった。
だが。
うちの一歳児は食べることが大好き。歯が四本しかないくせに大人顔負けの量を食べる。口にバナナをほおばり、右手にバナナを持ち、左手でバナナをつかむ。
当然ながら身体はでかい。常に成長曲線の上限いっぱいをキープし、同世代に圧倒的な差をつけている。
おなかがぱんぱんなので、ロンパースのホックはしょっちゅうはずれる。はずれるというよりはじけるといったほうがいいかもしれない。
だっこをすればパチン。座ればパチン。しゃがめばパチン。
千代の富士の肩関節と同じくらいよくはずれる。
で、ロンパースのすそがズボンの外に出て燕尾服みたいになっている。びろーん。
もちろんおむつずり落ち防止機能は正常に動作していない。おむつずりーん。
うむ、ロンパースいらんな。
おむつずり落ち防止機能どころか「大人とまちがえられるの防止機能」も機能してないもんな。燕尾服の紳士とまちがえて「つかぬことをおたずねしますが、ここいらでおなかぱんぱんのあかちゃんを見かけませんでしたか」と話しかけてしまうもんな、これじゃ。
2020年1月29日水曜日
【読書感想文】そこに目的も意味もない! / リチャード・ドーキンス『進化とは何か』
進化とは何か
ドーキンス博士の特別講義
リチャード・ドーキンス (著) 吉成 真由美 (訳)
リチャード・ドーキンス氏の『利己的な遺伝子』『盲目の時計職人』やアンドリュー・パーカー氏の『眼の誕生』などを読んで進化生物学の大まかな考え方については理解できた(つもり)。
なので、ドーキンス氏が2001年に子どもたちに向けておこなった講義をまとめた『進化とは何か』は、題材のひとつひとつはおもしろいんだけど、新しい知見は特に得られなかった。
高校生ぐらいのときに読んでいたらすごくおもしろかっただろうなあ。多少なりとも生物学に興味のあるすべての高校生におすすめしたい。
人間を含むすべての生物は遺伝子の乗り物、眼は突然誕生したわけではない、生物は進化の山を登っている、進化は結果であって目的ではない、などドーキンス氏の著作を読んできたものとしてはおなじみのフレーズが並ぶ。
しかし『盲目の時計職人』を読んだときにもおもったけど、ドーキンス氏はやたらと創造説論者に対する反論を述べているんだけど、日本人からすると「いったい何と闘ってるんだ」とおもってしまう。
日本には「この世のすべての生物は創造主がおつくりになったのだ」って考えてる人ってまずいないじゃない。たぶん敬虔なクリスチャンであっても、それはそれ、これはこれ、とおもってる。
「微生物が魚になってそのうち陸に上がったやつが哺乳類になって徐々に高等な生物になって猿人から旧人と進化して今のヒトになった」
という認識はみんな持っている(だよね?)。
だからドーキンスさんが「今いる生物は創造主が作ったのではなく進化の結果として(同時に過程でもある)ここにいるのだ!」と手を変え品を変え主張しているのを読むと「そんな小学生でも知っているあたりまえのことにページを割かないでくれよ」とおもってしまう。
でもアメリカには「創造主がおつくりになった。人間は人間として誕生した。他の生物を統治するために作られた特別な存在なのだ」と本気で信じている人が少なからずいるんだろうね。だからくりかえし反論しなきゃいけない。
一流の科学者がそういう人たちの相手をしなきゃいけないなんて、たいへんだなあ。つくづく同情する。
ダーウィンが『種の起源』を刊行したのが1859年。(構想は何十年も前からダーウィンの中にあったとはいえ)あまりにも遅い。
現代に生きる我々からすると「原始的な生物からサルを経て人類に進化した」という考え方はぜんぜんむずかしいものではない。幼稚園児でも理解できる。そんなかんたんなことに、どうして19世紀になるまで誰も気づけなかったのだろう?
ドーキンス氏はその理由についてこう書いている。
つまり、人間はものを見て「目的」を見出しやすい。そういうふうに脳が進化してきた。
腕時計が落ちているのを見れば、腕時計を見たことのない人であっても「これは自然に生じたものだ」とはおもわない。「何に使うのかはわからないけど誰かが意図を持ってデザインしたものだ」と考える。明らかに機能的に出てきているから。
それと同じように、たとえば眼球を見て、硝子体と水晶体で光を取り込んでそれを保護するために角膜があって視神経がつながっていて映ったものを脳でとらえていることに気づいたらら、こんな精巧な臓器が自然発生的にできたわけがない、誰かが意図を持ってデザインしたものだ、と考えてしまう。
実際は自然発生的にできたのだ(もちろんある日突然生まれたのではなく徐々に進化して今の形になった)のだが。
その「すべてに意味を見いだそうとしてしまう」性質のせいで人類はいろんな技術を発達させることができたわけだが、同時にその性質のせいで「我々が今こうしてここにいるのには意味があるにちがいない」「ヒトが他の動物より賢いのは大いなる存在の意志がはたらいているからだ」と考えてしまい、ダーウィンが発表するまで誰も「我々がいまここにいるのはたまたま。それ以上でもそれ以下でもない」とは気づけなかった、というのがドーキンス先生の解釈。
ふうむ。
たしかに人間って意味のないことにまで意味を見いだそうとしてしまうよね。
地震で多くの人が命を落としたら「なぜあいつは死んで自分は生き残ったのか」と考えてしまう、とか。
ふだんと違う行動をとったときにいいことがあったら「あれが幸運を呼び寄せたのだ」とおもっちゃうとか。
偶然でしかないのに、ついつい意味を見いだしてしまう。
「因果関係を見つける」のが知恵だとおもっていたけど、逆に「因果関係を見いださない」ほうが知恵のいることかもしれないな。
その他の読書感想文はこちら
2020年1月28日火曜日
考えないための傘
いつからだろう、天気について考えるのをやめたのは。
はじめは「雨が降るかもしれないから」だった。
降水確率が五十パーセントぐらいのときに、念のためにとおもって鞄に折り畳み傘を入れた。
そんな日が続き、ぼくは天気のことを考えるのをやめた。
いまやぼくの鞄には毎日折り畳み傘が入っている。入れているのではない。入っている。
雲ひとつない絶好の快晴であっても鞄には折り畳み傘があるし、朝から雨が降っていて傘を持って出かけるときにも折り畳み傘が入っている。
折り畳み傘は重い。重い鞄を持つと肩がこる。
でも傘について考えるほうがめんどくさい。天気予報を見て「今日は傘いるかな」と頭をはたらかせたくない。だから折り畳み傘がずっと入っている。
濡れないための傘というより、考えないための傘。
天候全般に対して関心がなくなった。梅雨も夕立も気にしない。今降っていれば折り畳み傘をさすし、降っていなければささない。それだけ。
十分先の天気も気にしない。空を見上げることがなくなった。
狩猟採集民族でなくてよかった。
ぼくが狩猟採集民族だったら、天気を読み誤ったせいでずぶぬれになっている。遭難して体温が冷えて死んでいた。
ワナをしかけてからしばらく悪天候で出かけられず、久しぶりに見にいったら獲物がかかった形跡はあるのにとっくに逃げていた。飢えて死んでいた。
収穫した果実がカビだらけになっていたこともある。もっと早く収穫しておけばよかった。しかたなくカビだらけの果実を食べたらおなかをこわして死んだ。
もう三回も死んだ。
折り畳み傘にどんどん命が削られてゆく。
2020年1月27日月曜日
ツイートまとめ 2019年4月
エイプリルフール
『のび太の月面探査記』のサイトが、エイプリルフールバージョンとして『ルカの地球探査記』になっている。— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 1, 2019
映画を観てない人にはなんのこっちゃわからないだろうし、観た人はあんまり映画公式サイトを観にいかないので、いずれにせよ伝わりにくいエイプリルフールジョーク。https://t.co/6iltcg0XwE
企業のエイプリルフールネタを作った人たち、前々からがんばって準備してきたのに新元号のせいでぜんぜん話題にならなくてかわいそうだな。— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 1, 2019
「これはウケるぞー」ってわくわくしながら企画してただろうになあ。
令和元年
年寄りになったら、— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 2, 2019
「令和元年の正月のときは、令和1年1月1日ということでそりゃあ大騒ぎしたもんだよ」
と若い人に嘘をつこうとおもう。
おち〇〇ん
娘(五歳)クイズ。— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 3, 2019
「"お"ではじまって"ん"で終わる、(娘)のお気に入りのものなーんだ?」
おかあさん、おとうさん、おでん、すべて違うと言われる。
僕「"お"の次の文字は?」
娘「"ち"」
僕「えっ、おちんちん!?」
娘「ブー」
僕「おちんちんしかないでしょ!」
娘「正解は"おちゃわん"でしたー」
阿鼻叫喚
きのう保育園に行ったら1歳児クラス(新入園児が多い)が阿鼻叫喚だった。— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 3, 2019
そうかあ、今年もこの季節がきたかあ。
今の嫁
わたし、6年前に結婚したんですけどね。— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 4, 2019
なんとその相手が……今の嫁です。
日の丸
もし日の丸旗が道に落ちていてもぼくは踏んづけない。— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 4, 2019
それは布きれに敬意を持っているからではなく、踏んでいるところを見られたらめんどくさい人にめんどくさいことを言われそうだから。
「めんどくさがられている」と「敬意を払われている」は一見よく似ている。
血統
ジャンプの人気格闘漫画の主人公って、孫悟空(サイヤ人)、浦飯幽助(魔族の子孫)、ルフィ(大革命家の息子)、ナルト(火影の息子)、ケンシロウ(暗殺拳の伝承者)とか、だいたい出生からして特別な存在だよね。ジョジョも第2部以降の主人公は血統に恵まれてるし。— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 4, 2019
庶民は格闘漫画の主人公になれない。
ワル
通っていた高校にはバイト禁止の校則があったが、遊ぶ金を稼ぐためにこっそりバイトしてるやつもいた。— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 5, 2019
それを「ワルだなあ」なんて言ってたけど、今おもうと、親の金で遊んでいたぼくらよりも自分が遊ぶ分を自分で稼いでたやつらのほうがえらかったな。
百科事典
去年1年間に、紙の百科事典(子ども向けのじゃなく昔の応接間にあったような全○巻のやつ)を買った人、ひとりもいないと思う。— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 5, 2019
ひみつ道具
「ドラえも〜ん、なんか道具出して〜」— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 5, 2019
「しっ! 声が大きい。……誰もいないな。この道具のボタンを押せ。詳しい内容は言えない。道具のことは決して口外するな。もし漏れたら、知ったやつの存在を消すことになる」
「あ、ひみつ道具ってほんとにひみつなんだ」
ひらがな
名前をひらがなにしてる候補者、有権者をばかにしてるとしか思えない。— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 5, 2019
ひらがなの候補者には入れたくないのに、ほとんどの候補者がひらがな。
なんとかならんもんかね。
葬式
茶色い靴しか持ってないという話をしたら— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 6, 2019
「お葬式のときとか困るんじゃない? 口うるさい人とかいるから」
って言われたんだけど、葬式に茶色い靴で行くやつより葬式で他人の靴の色に文句つけるやつのほうがどう考えたってやばいやつだろ。
文句言うのは自分の葬式のときだけにしてほしいぜ。
尿意
何かに熱中してたら寝食を忘れることはあっても、尿意は忘れないよね。— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 9, 2019
「没頭しすぎて気づいたらおしっこ漏れてた」とかないもんね。
尿意は食欲や睡眠欲よりも上。
文庫サイズ
文庫好きだから、「文庫サイズの〜」と言われるだけで買いたくなってしまう。— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 10, 2019
関西
働くなら大阪、住むなら兵庫、観光なら京都、のんびりしたいなら奈良、子育てなら滋賀、パンダ観たいときは和歌山……。— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 11, 2019
架空
え? わたしのことを実在の人物だとおもってる人がいるんですか!?— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 12, 2019
Twitterの中にだけ棲む架空の生物に決まってるじゃないですか。
現実とインターネットの区別がついてないんですね、かわいそうに。
異常者
・家に出たゴキブリを殺す→ふつう— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 13, 2019
・ゴキブリを殺すためにわざわざ山に行く→異常者
・炎上してるものをわざわざ見にいって怒って非難する→ふつう
ふつうは難しいな……。
かわいい用
勉強机を買ってもらった6歳の娘に— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 14, 2019
「引き出しは使いみちによって分けるといいよ」
と言った。
で、今日上から3番目の引き出しを開けたらプリキュアやプリンセスのグッズがいっぱい入ってて、「ここは何の引き出し?」と訊くと「これはかわいい用」と言われた。
学力テスト
— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 15, 2019
左向き
新5千円札の肖像、津田梅子の写真を反転? 財務省は…:朝日新聞デジタル https://t.co/8jeCG76MgS— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 17, 2019
ばっかだなあ。
反転させずに左向きにする方法があるじゃないか。
上下逆さにするんだよ!
メリット
転職会議でとある会社の評判見たら、福利厚生の「良い所」に— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 17, 2019
「オフィスにソファがあるので午前三時まで仕事をしたときに泊まることができます」
と書いてあった。
雑な仕事
こういう仕事する人、ほんと嫌い。 pic.twitter.com/yDpj1EoTB6— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 18, 2019
1104
おしりたんていなぞときイベントで配ってた冊子。— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 20, 2019
これ、大丈夫か……?
おしりたんてい事務所の電話番号、1104(いいおしり)らしいんだけど、子どもがここに電話して110番につながるってことが続出するのでは……? pic.twitter.com/1IoGzsWtH3
ねっとり
「頭皮」と書いて「ねっとり」と読む。 pic.twitter.com/dOtA26tg6x— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 21, 2019
主張
十数年前はみんなこぞって携帯の着信音を変えていた。— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 23, 2019
昔の女学生はリボンの結び方にせいいっぱい趣向を凝らしていた。
どちらも「変えられるギリギリのとこで自分の色を出すのがオシャレ」だった。
未来ではきっと「昔は、髪の色を変えるなんて些細なことがおしゃれだったんだねえ」といわれている。
追い打ち
友だちと喧嘩をして泣いていた娘(五歳)。— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 23, 2019
そこに同じ組のSくんが近づいてきて
「さっきのけんかみてたで。なきたくなるきもち、よくわかる」
と声をかけた。
おお男前やなーとおもってたらその後Sくんが
「でも、わるいのはおまえのほう!(ビシッ)」
と指をつきつけて、娘はさらに号泣。
ひでえ。
あ・へれふ
みなさん、htmlタグの<a href=""> のことをなんて読んでますか。— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 23, 2019
ぼくは「あ・へれふ」って読んでます。
あわれみ
徳川綱吉「生類のあわれみがヤバい」— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 24, 2019
Yahoo!知恵袋
Yahoo!知恵袋は、ベストアンサーよりも「クソofクソアンサー」を選べるようにしてください(質問者選出じゃなくて一般投票で)。— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 25, 2019
正直者
「あなたが落としたのは金の斧ですか、それとも銀の斧ですか」— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 25, 2019
「落としたのはふつうの斧ですが、あわよくば全部ほしいとおもっています」
「あなたこそが本当の正直者ですが、それは美徳ではありません」
座席表
学校生活を楽しんでいる学生さんには、席替えのたびに座席表を記録しておくことをおすすめしたい。— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 25, 2019
後から座席表を見たときにいろんな記憶がよみがえってきます。
卒業アルバムや文集よりずっと「あんなことあった」が思いだされます。
未来予想図
職場の39歳女性(未婚・10年以上彼氏なし)が「あたしが結婚するときは〇〇するんだ」とか「自分の子どもには〇〇しようとおもってる」と屈託なく未来予想図を語るのを聞くたびに、余計なお世話だけど「それより大地震にどう備えるかを考えたほうがよっぽど現実的じゃないかな」とおもってしまう。— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 25, 2019
サメ映画
「サメ映画が好きなんです」だという知人。— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 26, 2019
「へえ。サメ映画なんて『ジョーズ』シリーズしか知らんわ」
と言ったら、
「『ジョーズ』は観たことないんですよ」とのこと。
えっ!?
もしかしてサメ映画界では『ジョーズ』って意外に評価低いの!?
ていうかサメ映画界なんてのがあるの!?
寝言
妻によると、ぼくが子どもたちと遊んだ日の夜は、よく「あぶないよ!」とか「そっち行ったらあかん!」とか「気をつけてや!」とか寝言を言ってるそうだ。— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 26, 2019
どうりで翌朝ぐったり疲れてるとおもった。
無駄死に
「魚や豚はもう死んでしまった以上、食べてあげるのがいちばんの供養だ。食べ残すほうが無駄死にになってかわいそう」— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 26, 2019
なんていう人がいるけど、ぼくだったら死後三枚おろしにされたり肉を腸詰めにされたりするぐらいだったら無駄死にのほうがずっといいな。
リトマス試験紙
リトマス試験紙「やめて……」— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 26, 2019
酢酸「口では嫌がってても身体は正直だな。ほら、こんなに濡らして赤くなってるじゃねえか」
古本屋
— 犬犬工作所 (@dogdogfactory) April 29, 2019
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