韓国に旅行に行った。仁川国際空港付近を少しとソウルをぶらぶら。
以下かんたんな感想。めんどうなので写真は載せない。見たかったら自分で韓国まで見に行ってくれ。
- 明洞はなんばのような街だった。要するに外国人観光客向けのぼったくり店ばかりということ。好きな街じゃない。
- 細い路地のはやってなさそうな店でも日本語が通じた。便利だがおもしろくない。だったら国内旅行でええやん、となってしまう。
- 焼肉屋で生レバーがあった。韓国では合法なのだろう。でもこわかったので食べなかった。というよりべつに生レバー好きじゃないし。なんか禁止されてからみんな生レバーを必要以上にありがたがりすぎじゃない?
- 戦争記念館へ行く。ほとんどが朝鮮戦争に関する展示(あとは高句麗時代の戦が少し)で、日本に関する展示は皆無。まあ戦争じゃないしな。軍がやっているプロパガンダ施設っぽいので、勝利したわけではない日本統治下の話はあまり触れられたくない話なのかもしれない。こういうのは「何を展示しているか」よりも「何を展示していないか」に注目してみると面白い。
- 戦争記念館の前に大きな施設があったので地図アプリで調べたところ、地図上では公園になっていた。後で調べると、軍関連の施設で、軍事上の理由で地図には載せていないんだとか。
- 大統領府の近くには政権批判の垂れ幕があった。このへんはどの国もいっしょだよね。
- 屋台でおでんを食う。はんぺんを串にさしたやつ。うまい。
- 屋台でトッポッキを食べていると、隣にいたおじいさんに話しかけられた(話したところドイツ人だった)。それは何かと訊かれたのでトッポッキだと答える。多かったのでひとつどうだと勧める。おじいさんは喰って顔をしかめて「辛いのはダメだ」と(英語で)言った。
- 住宅街の中をうろうろ。首輪をしていない野良犬がいてうれしくなる。
- 室外機を屋根(ななめ)に乗せている犬があった。いいねえ。
- 住宅街の電柱には非常ボタンがついていた。
- チャンジャうまかった。
- デパ地下が楽しかった。つくりは日本とほぼ同じ。その土地の食べ物を見ているのは楽しい。
- ロッテ百貨店の生鮮食品売場はやたら豪華だった。肉とか魚とかキノコとか貝とかのセット(日本円で3万円ぐらいする)がたくさん売られていた。アワビをよく見た。韓国ではよくとれるのだろう。でもべつに安いわけではない(日本よりは安いが)。
- 野菜売場で霧が吹きでていたり、鮮魚コーナーに小さい滝があったり、食材を新鮮に見せようとする工夫がすごい。
- 路上でマツタケを売っていた。
- 繁華街で、日本語で「この腐敗した世界を救うため神はイエスをつかわしたのです」みたいな演説をしている人がいた。あいつら、韓国まで出張してきてんのか!
- コンビニで「ジュースの原液」「濃いコーヒー」を売っている。これと氷の入ったカップ(日本でもあるコンビニコーヒーを注ぐやつ)をセットで買って、入れて飲むらしい。
- 甘い牛乳が人気。買って飲んでみる。うまい。
- スーパーのお菓子売場を見たが、半分以上は日本でもよく見かけるお菓子だった。日本のお菓子がパッケージそのままで売ってる。当然ロッテのお菓子も多い。なんじゃこりゃ、みたいなお菓子はぜんぜんない。
- 暑い日もあったが、大通りに日傘をさしている人がひとりもいない。韓国人は日傘をささないらしい。
- 地下鉄の中のモニターで「非常時には車内のガスマスクをつけて避難せよ。姿勢を低くして煙を吸わないように……」みたいな映像が流れている。これはやはり北朝鮮からの攻撃を想定してのことだろうか。ソウルは北朝鮮から近いしな。
- 駅にもガラスケースに入った水が置いてある。緊急時には地下鉄の駅に立てこもることも想定しているのだろう。
- 急に携帯電話に非常アラート通知が来たので、すわ北からの攻撃かとびっくりする。韓国語でアラート。おびえながら翻訳したところ「男の子が○○付近で行方不明。身長120cmぐらい、体重20kgぐらい……」みたいな通知だった。そんなの非常アラートで通知するの? いやまあ重要事項だけど。
- 大型ショッピングモールのフードコートに行く。注文すると、「料理ができたらカカオトークで知らせるから友だち追加してくれ」と書いてある。脇に小さく「今どきカカオトークがつかえない時代遅れちゃんはこちら」みたいなことが書いてあるので、そちらから注文。おじいちゃんになったらたびたびこういう気持ちを味わうんだろうなあ。でもアワピ釜飯がめっぽううまかったので許す。フードコート最高。
- 九月半ばだったが韓国は涼しくて日本より過ごしやすかった。半袖で歩き回っていたらちょっと汗ばむ、ぐらい。
- 仁川にて。気候が良くて気持ちいいので外でぼんやり過ごす。影を見ていて気付いたのだが、12時30分ぐらいに影の長さが最小になる。仁川は東経126度ぐらい。日本と韓国の間に時差はないので、設定上の経度(東経135度)と実際の経度の間に9度のズレがあるわけだ。15度で1時間の時差なので、9度は36分。なるほど、だから南中時間が12時30分ぐらいなのか! 思わぬところで地球の丸さを感じる。とはいえ、たとえば釧路市は東経144度でやはり明石市(東経135度)との間に9度のちがいがあるので、日本国内でも感じられるものなんだけど。
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