ふつうのサイコロを1つ振ったとき、出る目は1~6の6通りで、その確率はそれぞれ1/6ずつだ。
「サイコロを2つ振ってその差を求め、それに1を加えたものを出目とする」としてみよう。この場合もやはり出目は1~6の6通りとなる。
ただし確率はそれぞれ等しくない。1(つまり2つのサイコロが同じ目)になる確率は1/6。これは通常のサイコロと同じ。
2や3になる確率は1/6より高く、6になる確率はかなり低い。
(分母を18にそろえるとわかりやすい。
1:3/18
2:5/18
3:4/18
4:3/18
5:2/18
6:1/18)
左の表は出目 右の表は出目の確率 ABS関数と参照の絶対/相対をうまく使ってるのがオシャレだね♪ |
「1~6の6通りの出目」を維持したまま、確率に傾斜があるサイコロができるわけだ。
すごろくをすると「おもしろいイベントマスがあるのに、誰も止まらない」ということがままある。みんなが5とか6とかの大きい目を出して、すっ飛ばしてしまうのだ。
この「(2つのサイコロの目の差+1)サイコロ」だと、5や6が出にくいので、指示のあるマスに誰も止まらないという事態が起こりにくくなる。
それでいて2~4あたりはよく出るので「あらゆるマスに止まってしまう」というイライラ展開も防げる。
すごろく向きのサイコロといえるだろう。
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