2016年9月7日水曜日

【エッセイ】狂牛病から15年

若い人は知らないだろうが、2001年に、狂牛病(BSE)騒動というのがあった。
狂牛病という脳がスポンジ状になる病気が見つかり、牛肉を食べると人間も狂牛病に感染するおそれがあるという噂が流れ、牛肉がぜんぜん売れなくなったのだ。
そのあおりで潰れた焼肉屋も多かったと聞いた。

参考→Wikipedia


その頃、ニュースなんかで
「狂牛病は食中毒とはちがうので、食べてすぐに発症したりしない。10年後、15年後に脳がスポンジ状になってしまうのだ」
といった解説がなされていた。

感染してもすぐには気づかないこと、

脳がスポンジ状になってしまうという症状、

そして「狂牛病」というおどろおどろしい名前、

すべてが恐ろしかった(「狂牛病」というネーミングでなければ、あそこまでおおごとにならなかったと思う)。


で、あれから15年後。
狂牛病にかかったという人の話は聞いたことがない。


そして今、ぼくは思う。

 あの騒ぎはなんだったのか、と。


そして、こうも思う。

 脳がスポンジ状になったら知識の吸収力がものすごく向上しそうだな、とも。

2016年9月6日火曜日

【エッセイ】足りない分を君に贈る

妻と娘(3歳)と、3人で夕食。

食卓にはトウモロコシが2切れあった。

すると3歳児が言った。
「あれー。3にんいるのに、トウモロコシ2こしかないねー。1こ、どっかにいったのかなー」


おお。
もう引き算の概念を理解しているのか! うちの子は天才だ!


と思っていたら、続けていわく、
「おとうちゃんのトウモロコシはどこいったんかなー」


足りない分=おとうちゃんの分 って決めるなよ!!

2016年9月5日月曜日

【エッセイ】こつこつ地道に2億円

振り込め詐欺メールが届いた。

期日までに指定の金額を振り込まないと裁判するぞ、というよくある詐欺メールだ。

でも、よく見ると……




200,000,000円……!
指定された振り込み金額が2億円!!

無理だー。
用意できねー!

そもそも2億円って振り込める金額なのか?
ATMのお金入れるところに2億円入るのか?

もし信じこんだとしても断念する金額だろ、これは。


ものすごく騙されやすい大富豪しかひっかからないだろー。

この詐欺メール送ったやつ、大穴を狙いすぎ!

もっとこつこつ地道に詐欺やりなさい!

2016年9月4日日曜日

【読書感想文】奥田 英朗『用もないのに』

奥田 英朗『用もないのに』

内容(「BOOK」データベースより)職業:小説家。年齢:とりあえず中年。じきに五十路の身である。〆切のある旅なんて真っ平御晩。自慢じゃないが、おやじの腰は重いのである。と、胸を張ったはどこへやら。編集者の甘言につられて、北京、NY、あっちこっちの野球場、果てはお遍路まで…。人気作家がしぶしぶ物した、脱力紀行エッセイ集。

奥田英朗さんの書く文章は軽妙でテンポよく読めるので、紀行エッセイに向いていますね。
紀行文ってどうしても説明が多くなってしまうので、堅い文章だとほんとうに読むのがつらくなってしまうので。

続きはこちら



2016年9月2日金曜日

【ふまじめな考察】大会のはじまり

競技としての柔道はつまらない!

時間稼ぎに終始したり、相手から逃げるためにわざと場外に出ようとしたり。

いまいち真剣みが感じられない。
それも戦術といえば戦術なんでしょうけど、相手から逃げまどう格闘技はやっぱり見ていて興ざめ。

あたしはもっと単純な力と力のぶつかりあいが観たい。

かけひきを駆使して勝った選手に対して、素直に称賛の拍手を送れないもの。



考えたんだけど、

・時間制があること、場外に出ると仕切り直しになること。これが逃げるという選択肢を生んでいる。

・判定勝ちはもちろん、一本ですら審判の判断に委ねられるので、見ていてすっきりしない。どうしても判定に疑惑がつきまとう。


ってことが、競技としての柔道がつまらない要因なんだと思う。

そこで提案なんだけど、

・時間無制限

・場外に出たら負け

・倒れて10秒間立ち上がれなければ一本負け


ってルールにしたらどうかな?

これなら勝敗も明快だから、戦う側にも見ている側にもしこりを残さない。



これなら純粋に強い人が勝つはず。

よしっ、もう階級制もなくしちゃおう。
体重に関係なく、とにかく強い人がぶつかりあうの。

これで優勝したら、天下に並ぶものはないぐらい強いって堂々と言えるよね。

だから名前も『天下一武道会』に変えちゃおう!