早口言葉
スモモも酢の物のモモもモモのうち
ウナギ
水産庁が、ウナギの稚魚を安価に生産する技術を発表した、というニュースを見た。
生物を“生産”ってどういうことだろ? という技術はさておき、ある本で読んだクロサイ保護の方法をおもいだした。
アフリカで、密漁によって数が減ったクロサイを保護するためにクロサイ猟を認めた、という事例がある。保護するために猟をするってどういうこと? とおもうかもしれない。だが、これはちゃんと効果のある保護方法なのだ。
クロサイ保護には近隣住民の協力が欠かせないが、サイは人間にとって役に立たないので、研究機関や自然保護団体の人以外は、保護しようという動機を持たない。ところがクロサイ猟を政府が公式に認めて「お金を払えばクロサイを狩ってもいいですよ」ということになれば、クロサイは金儲けのための資源になる。なにしろクロサイが増えるほど手に入る狩猟代が増えるのだから。
「金儲けの道具」にすることで保護しようとする動機が生まれるのだ。倫理的には微妙な気持ちになるが、現実的には効果のある手法だ。
ウナギも同じで、ウナギがおいしいからこそ、人々が金と労力を使って増やそうとするわけだ。もしもウナギがぜんぜんおいしくなかったら、積極的に増やそうとする人はずっと少なかっただろう。
「金儲けの道具」になるせいで減少したのなら、増やすことが「金儲けの道具」になるようにすればいい。
テツandトモの無駄づかい
テレビCMで、テツandトモが出てきてお墓の宣伝をはじめた。ぼんやり見ていたのだが、最後まで見て驚いた。なんとテツandトモが歌わないし踊らないのだ。
ふつうに「お墓が安く買えます!」としゃべるだけだ。
テツandトモを使ってお墓のCMをつくってくださいと言われたら、百人中九十九人は「お墓がこんなに安く買えるのなんでだろう~♪(なんでだろう~♪)」みたいなことを言わせようとするだろう。
それなのに、ふつうにしゃべらせるだけ。すごい。最高の無駄づかい。
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