2016年7月29日金曜日

【エッセイ】ほんとにあった、たどたどしい話

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ほんとにいるんですねえ。

いやいや、いると聞いてはいたんですが。

目の当たりにしたのははじめてでした。


百貨店で、幼稚園児くらいの子がおもちゃを買ってほしいと、お母さんにせがんでいました。

するとそのお母さんが、
「そうね、ええっと、おくとーばー、のーべんばー、でぃっせんばー……。でぃっせんばーになったら買ってあげる!」

はじめはぼくも、ふざけてるんだろうなあ、と思っていました。
でもその後もお母さんは一生懸命しゃべっていました。

「でぃっせんばーになったらプレゼント、プレゼント・ふぉー・ゆー。わかる? あんだーすだんど?」


出たー、本物だ!
本物の、これが子どもの英語習得に有効だと本気で信じてる母親だー!

日本語混じりのたどたどしい英語。
もう完全にルー大柴。

聞いてるこっちが恥ずかしい。



ですがお母さん。
安心してください。

あなたのその努力はきっと実ることでしょう。

そしてあなたのお子さんは、きっと将来は流暢なルー語をしゃべれるようになることでしょう。



ちなみに、早期教育が外国語の習得に有効だという説もありますが、教育科学的にはまったく証明されておらず、否定的な研究結果のほうが多いみたいですよ。

……と声をかけようかと思いましたが、やめときました。

だって昔から言うでしょう、「言わぬがフラワー」ってね。


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