2016年10月24日月曜日
【エッセイ】てっきり的な話
高校の同級生たちと飲む。
高校時代にひそかに思いを寄せていた女性に云われた衝撃の一言。
「久しぶりだねー。会うの、高校卒業以来だね」
え?
嘘でしょ?
うわーこれ冗談の顔じゃないわ……。
いやいやいやいや。
高校卒業してから10回以上は会ってるからね!
成人式でも会ったし。
同窓会でも会ったし。
何度か一緒に飲み会やったし。
そういや京都を案内してほしいって云われて南禅寺と銀閣に連れてったことあったし。
その後数人で朝まで飲んだし。
よく考えたら去年も友人の結婚式で会ってるし。
ぼくの基準に照らし合わせればこれってかなり親しくしてるほうだったと思うんだけど、それ全部忘れてる……!?
あれかな。
記憶的なものを喪失的なことしちゃった的な話かな?
うん、そうだよね。
そうゆう路線ね。
記憶回路にね、若干のトラブルがあるパターンね。
脳のシナプスとか海馬みたいなとこが大型連休とってる感じね。
はいはいはいおっけーおっけー。
そうだよね、でなきゃね、忘れるわけないよね。
10回以上会ってる人を。ぼくを。
あー、あせったー!
てっきりあれかと思ったわ。
ぼくに対しては何の関心も無いから覚える必要を感じなかったみたいなやつかと。てっきり。
あーっ、よかったー! ちがっててよかったー!
2016年10月21日金曜日
【読書感想文】高野 和明『ジェノサイド』
高野 和明『ジェノサイド』
学生時代の読書は、小説:ノンフィクション=8:2ぐらいの比率でした。
ですが30代くらいになると、その比率は逆転。2:8ぐらいになりました。
勉強したいという気持ちが学生時代よりも強くなったからなのでしょうか(学校に行かなくなると知識欲を満たす場が読書ばかりになりますからね)。
ノンフィクションのほうが楽しめるようになり、月並みな表現ですが「やっぱり事実は小説よりも奇なりだな」と思うこともよくあります。
ですが、高野 和明『ジェノサイド』を読んで思ったことは
「いやいや、人間の想像力には限度がない。小説はどこまでもおもしろくなる!」
つづきはこちら
2016年10月19日水曜日
【考察】歌舞伎俳優のふしぎ。
歌舞伎俳優のふしぎ。
テレビのワイドショーを観ると、よく歌舞伎俳優が話題に上がっている。
ぼくは歌舞伎のことはさっぱりわからないのだけれど、やれカンクロウが死んだだの、カンザブロウが熱愛発覚しただの、カンタロウが舞台を休んだだの、けっこうな頻度で歌舞伎ネームを耳にする。
ふと疑問に思ったんだけど、世の中の人ってそんなに歌舞伎を好きなの?
歌舞伎はテレビ中継もしないし、公演をテレビCMで宣伝しているのも観たことがない。
テレビを観ている人たちの大半は、歌舞伎そのものにはぜんぜん興味がない。たぶん。
なのに歌舞伎俳優のプライベートは、報道の価値があるらしい。ふしぎだ。
歌舞伎ファンってどれぐらいの数がいるんだろう。
少なくともぼくは「歌舞伎ファンです」という人に会ったことがない。
野球ファンとかジャニーズファンとかに比べれば、ずっとずっと少ないと思う。
人口でいったら、落語ファンとかオペラファンとか骨董好きとかとそれほど変わらないんじゃなかろうか。
なのに、
「落語家Sが熱愛発覚!」
「あの大御所オペラ歌手Cが緊急入院!」
「新進気鋭の女流陶芸家Yが離婚間近!?」
なんてことは、まず報道されない。
どうして歌舞伎俳優ばかりが話題になるのだろう。
誰か知ってる?
2016年10月17日月曜日
【エッセイ】どっちもがんばれ大統領候補
アメリカ大統領選をめぐり、どちらを支持するか。
アメリカ国民に問うた、とあるアンケートの結果。
クリントン氏支持が48%
トランプ氏支持が41%
おお、すごい。
なんと、89%の人が、明確にどちらを支持するかを明確にしているとは。
日本だったら、「わからない」「どちらともいえない」などの回答がずっと多くなるにちがいない。
自分の気持ちを白黒はっきりうちだすアメリカと、あいまいにぼやかす日本。
どっちがいいかは……。
「どちらともいえない」よね。
日本人だもの。
アメリカ国民に問うた、とあるアンケートの結果。
クリントン氏支持が48%
トランプ氏支持が41%
おお、すごい。
なんと、89%の人が、明確にどちらを支持するかを明確にしているとは。
日本だったら、「わからない」「どちらともいえない」などの回答がずっと多くなるにちがいない。
自分の気持ちを白黒はっきりうちだすアメリカと、あいまいにぼやかす日本。
どっちがいいかは……。
「どちらともいえない」よね。
日本人だもの。
2016年10月16日日曜日
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