2015年6月10日水曜日

おばさんのパラドックス×2

女子とおばさんの見分け方として、
「自分のことを『女子』と呼ぶようになったらおばさん」
というのがぼくの中での基準なんだけど、世の男性一般の見解とほぼ合致していると思う。


ちなみに別の見分け方として、

「おまえももう25歳かー。すっかりおばさんだなー」
「ちょっと、誰がおばさんよ」

みたいなやりとりがあるうちはまだおばさんじゃないけど、言われなくなったらおばさん、というのもある。
しゃれにならないからね。


2015年6月9日火曜日

女子力偏差値

ぼくはおっさんだから知らないんだけど、
女子力の高い/低い って、どうやって判定してるの?

やっぱり全国一斉女子力統一模試とかあるわけ?
そんで偏差値74だから医学部(卒業の男)いける、とかあるわけ?

それともガイガーカウンターみたいなので
「50……60……まだ上がるぞ! 70……ピピッ、ボンッ!!」
みたいな測定するのかな。


2015年6月8日月曜日

ボクシング短歌


鉄兜・スタンガンを身につけて
 見せてあげよう大人のボクシング


2015年6月7日日曜日

本屋の野口は本を読まない


バイトの野口くんは本を読まない。

本屋で働いていたときのことだ。

野口くんはまがりなりにも大学生をやっていたのだが、生まれてこの方1冊の小説も読んだことがないらしい。

小説どころか漫画もほとんど読まない。
彼が読むものといえばパチンコ雑誌か、「芸能人の黒い噂」みたいなタイトルのゴシップ誌だけだ。

野口くんがなぜ本屋でアルバイトをしようと思ったのかは誰も知らない。



そんな野口くんがあるとき
「犬犬さん、ぼく生まれてはじめて小説買いましたよ!」
と言って見せてくれたのが
『ONE PIECEの秘密』という本だった。

それは小説じゃねえよと思ったが、いやいやこれをきっかけに彼が読書のおもしろさに芽生えてくれるかもしれないと思い直し、何も言わずにおいた。



2日後に「おととい買った本読んだ? おもしろかった?」と尋ねたら、

「読みましたよ! でも内容全部忘れました!」

おまえ読んでないだろ。

2015年6月6日土曜日

どん兵衛・オン・自転車

真を撮り逃したことが残念でならないのだが、どん兵衛を食いながら自転車に乗っているおっちゃんを見た。
左手にお湯の入ったどん兵衛、右手に割り箸を持ち、両肘でハンドルを支えながらふらふらと大通りを走っていった。

その状態でどうやって食うのだろうと注目していたが、やはり肘だけでバランスをとるのがせいいっぱいのようで、ぼくが見ていた限りでは一口も食っていなかった。

ま、そりゃそうだろう。
無理に決まっている。
だから先ほど「食いながら」と書いたが、「今にも食いそうな気配を漂わせながら」というのが正確な表現だ。

それにしても、急いでいたのだろうけど、どうして自転車に乗りながら食おうと思ったのだろう。
立ち止まって食って、食いおわってから走るほうが絶対に早いだろうに。
それよりなにより。
自転車で走りながら食うのに、どうしてどん兵衛を選んだのか。

もっとあるだろう。
ほら、おにぎりとかパンとか、片手で食える軽食が。

おっちゃんに問いたい。
誰しも一度は聞いたことのある「サンドウィッチ伯爵が食事の時間も惜しんでトランプをやるために~」という逸話から、あなたはいったい何を学んだんですか!
まさか「それぐらいトランプは楽しい」という教訓しか引きだせなかったんですか!?