2015年4月25日土曜日

バカであれ若者

今どきの若い子はものを知らなくて礼儀知らずで浅薄で目上への敬意に欠ける。

でも若い子らが自分より博学で紳士的で思慮深くて人間的にできた子ばかりだったら生きていけないから、若者にはぜひバカでいてほしい、というのが若くない人の総意だと思う。

2015年4月24日金曜日

不適切な削除

「この動画は不適切な内容を含むため削除されました」
って出てきたんだけど、
おれは不適切な動画が見たいんだよ!!

2015年4月23日木曜日

輪ゴムを使った生活の知恵

  小学生のとき、入っちゃいけない池で落としあいをして遊んだせいで、友人4人と一緒に先生からこっぴどく叱られた。

  立って説教を食らっているあいだ手持ちぶさただったので、持っていた輪ゴムを小指に巻きつけて遊んでいた。
  ぐるぐるぐるぐるぐるぐると、十重二十重に輪ゴムを巻きつけていると、ゴムが指の肉に食いこんではずれなくなった。
  あっやばいと思って輪ゴムをひっぱった。が、圧迫された分、指の先がふくらんでるからぜんぜんとれない。
  一応お説教を聴いているふりをして先生の顔を見ながら、指先は必死に輪ゴムと格闘。
  やっているうちにどんどん指先の感覚がなくなっていって、これまずいどうしようと思っていたら、隣で一緒に怒られていた子がぼくの様子がおかしいことに気づいて声を上げた。

「うわっ、おまえの指、めちゃくちゃ紫色になってるじゃねえか!」

  うわうわやべえよ、これ指腐って落ちちゃうよ、とみんな(先生含む)があわてふためいて、結局、先生が力を入れて引っ張り、やっと輪ゴムはとれた。ぼくの指は奇跡的に落ちなかった。

  ああよかったね、あぶないところだったよ、とその場の全員がほっと一息。
  あれほど怒っていた先生も、すっかり安心ムードに呑まれてしまい、
「まあ、じゃあ、とにかく気をつけるのよ」
と、なんとなくあやふやな雰囲気で説教は終了し、これといったお咎めはなしだった。


……という経験があるので、もしぼくが被告人席に立つことになったときは、こっそりポッケに輪ゴムをしのばせておいて検事の追及の手を緩める作戦を実行しようと思っています。

2015年4月22日水曜日

龍馬ぎらい

 ぼくは歴史に弱いから坂本龍馬が何をした人なのか、いまいちよくわかっていません。
 わかっていないのに、坂本龍馬が嫌いです。

 なぜなら、龍馬に自分を重ねているやつが一人残らずアレな人だから、きっと龍馬もクソみたいなやつだったんだろうな、って思うからです。

 同じことがスティーブ・ジョブズにも言えますね。

2015年4月21日火曜日

ポテトチップス20%多い説

  以前、
[小籠包は常に、口に入れる前に想定している熱さの2倍熱い]
という『小籠包2倍熱い説』を提唱した。
(説はこちら)

 私はここに、食べ物に関する新たな仮説を提唱したい。

 それは『ポテトチップス20%多い説』である。

 ポテトチップスを食べると途中で飽きてくる。
 油と塩が多いので嫌になってくるのだ。
 そこで食べるのをやめて、袋の口を輪ゴムでしばって、湿気ないように冷蔵庫に入れて……ということができれば何の問題もない。

 だが、ポテトチップスはいつでも20%多い。
 古今東西老若男女問わず20%多い。
 だから「もう飽きてきたな」と思ったときには、ポテトチップスは残りわずかになっているわけだ。

「あーもう食べたくないな。でも残りちょっとだしな。
 半端に残してもしょうがないしな」
 この考えが失敗の原因である。

 これが50%だったら過ちは犯さない。
「半分でやめておいて、もう半分はまた今度食べよう」と思える。
 だけどあと20%、これが判断を狂わせる。これくらいなら今食べちゃおう、と無理して食べてしまう。
 そして食べすぎで気持ち悪くなる。

 毎回だ。
 どんな大きさのポテトチップスの袋でも、どんな腹具合のときでも、ポテトチップスは20%多い。
 そして毎回毎回、ポテトチップスを20%多く食べすぎたことを後悔する。一度として「ちょうどいい量だった!」と思ったことがない。

 ポテトチップスが悪魔の食品と呼ばれるゆえんである。