[小籠包は常に、口に入れる前に想定している熱さの2倍熱い]
という『小籠包2倍熱い説』を提唱した。
(説はこちら)
私はここに、食べ物に関する新たな仮説を提唱したい。
それは『ポテトチップス20%多い説』である。
ポテトチップスを食べると途中で飽きてくる。
油と塩が多いので嫌になってくるのだ。
そこで食べるのをやめて、袋の口を輪ゴムでしばって、湿気ないように冷蔵庫に入れて……ということができれば何の問題もない。
だが、ポテトチップスはいつでも20%多い。
古今東西老若男女問わず20%多い。
だから「もう飽きてきたな」と思ったときには、ポテトチップスは残りわずかになっているわけだ。
「あーもう食べたくないな。でも残りちょっとだしな。
半端に残してもしょうがないしな」
この考えが失敗の原因である。
これが50%だったら過ちは犯さない。
「半分でやめておいて、もう半分はまた今度食べよう」と思える。
だけどあと20%、これが判断を狂わせる。これくらいなら今食べちゃおう、と無理して食べてしまう。
そして食べすぎで気持ち悪くなる。
毎回だ。
どんな大きさのポテトチップスの袋でも、どんな腹具合のときでも、ポテトチップスは20%多い。
そして毎回毎回、ポテトチップスを20%多く食べすぎたことを後悔する。一度として「ちょうどいい量だった!」と思ったことがない。
ポテトチップスが悪魔の食品と呼ばれるゆえんである。
0 件のコメント:
コメントを投稿