2025年11月14日金曜日

いちぶんがく その24

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ルール


■ 本の中から一文だけを抜き出す

■ 一文だけでも味わい深い文を選出。



幼児が石川県に触って怪我しないようにというメーカー側の配慮であろう。

 柞刈湯葉『SF作家の地球旅行記』より)




「俺にはやはり恋人がいた!」

(森見 登美彦『四畳半王国見聞録』より)




戻った正気の世界になど、もう何一つ良い事はない。

(吉田 修一『逃亡小説集』より)




いったい誰にあたたかな春の日だまりを批評することができるだろう?

(村上春樹『回転木馬のデッド・ヒート』より)




なんと、ここの空気はハエでできていたのだ!

(川上 和人『無人島、研究と冒険、半分半分。』より)




自殺の方法を一度も調べたことのない人の人生は、どんな季節で溢れているのだろう。

(朝井 リョウ『正欲』より)




改革の推進者は善良ではあるけれど、無知で無能だっただけだろう。

(松岡 亮二『教育格差 ──階層・地域・学歴──より)




ほしいのは自由ではなく、自分で決めているという実感だけだ。

(中野 信子『脳の闇』より)




ゆるキャラやB級グルメやご当地ナンバーが解決策ではない。

高橋 克英『なぜニセコだけが世界リゾートになったのか』より)




戦争の方はいろいろあってまあ、ネタバレをすると神々が勝った。

(小川 哲『ゲームの王国』より)




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