2021年9月22日水曜日

臨時休校てんやわんや

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 平日の昼頃、娘の通う小学校から保護者宛てのメールが来た。

「新型コロナウイルス陽性者が出たので給食を食べた後は一斉休校にします。学童保育も休みです。
 15時までに迎えに来てください。
 15時になっても迎えがなければ児童はそのまま下校させます」

 いやいやいや。バカなの?

 仕事中にいきなりメールしてきて、2時間ちょっとで迎えに来いって。
 来なければ強制的に下校させるって。

 だいたいさあ。
 仕事中にメール見られない人もいっぱいいるやん(ぼくは見たけど)。親である教師も多いよね。あんたたちは授業中に携帯チェックしてんの? ちょっと考えればわかるやん。
 すぐに迎えに行けない人だっていっぱいいるよね。
 学童保育に行かせずに下校させるって何? 放課後児童だけにさせとくのは不安だから学童保育に預けてるわけやん。突然下校したって家に入れませんよ。
 全家庭専業主婦がパートもしないで家にいるとおもってんの? 学童保育が何のためにあるのかわかってないの?


 幸いぼくはリモートワークに切り替えることができたので、仕事を中断して子どもを迎えに行くことに。

 他の保護者も困ってるだろうとおもい、同じ保育園の保護者が集うLINEグループに
「迎えにいけなさそうならいっしょに迎えにいってうちで預かりますよ」
と投稿する(保育園出身者なので当然みんな共働きだ)。

 すると「学校からメール来てたんですね。今知りました!」という返事が。ほらやっぱり。メールなんてすぐ気づくとはかぎりませんよ。
(四時間たってから「今メールに気づきました!」という人もいた。そりゃそうなるってば。みんな仕事してるんだから)

 だいたい保護者がいっせいに同時間帯に迎えに行っていいわけ? ふだんより密集してかえって危険じゃないの?
 給食後の下校ってのもむちゃくちゃだ。給食は用意したから残したくないんだろうけど、いちばんリスクの大きい給食を強行するんだったら、よりリスクの小さい学童保育もやってくれよ。


 ……なんて悪態をつきながら学校に向かっていたら、またメールが来た。
「迎えにこられない場合は、迎えがあるまで学校で児童をあずかります」

 ほらね。どう考えてもそれが正しい。はじめっからそうせえよ。
 どうせ苦情がたくさん寄せられたんだろう。あまりに思慮に欠ける方針だったから。

 感染者が出て学校側もあわてているのはわかるが、それにしても対応が良くない。
(っていうかこれだけ感染拡大してるんだから陽性者が出ることを想定してシミュレーションしとけや。強制下校させられることがあるなんてまったく事前通達がなかったぞ)

「感染者が出たら登校させない」が目的になって、「なぜ登校させないのか」を忘れているんだよね。
「さらなる感染拡大を防ぐため」という意識があれば、「一斉に迎えに来てください」なんてバカな指示になるはずがない。学校に入ってくる人を増やしてどうするんだ。




 そんなわけで翌日も休校。

 ぼくはリモートワークに変更。
 娘は学校から貸与されたノートPCを持ち帰っていたので、それで自宅学習。

 娘にPCを触らせたことはなかったのだが、学校で教わったらしく、いっちょ前に使えるようになっている。
 学習アプリを使って勉強したり、休み時間にはNHKの教育動画(学校から観てもいいと言われたらしい)を見て楽しんでいる。
 こちらが「ずっとパソコンに向かってると疲れるから休憩しいや」と声をかけるぐらい熱心にオンライン学習に取り組んでいる。まあ最初は楽しいだろうな。


 娘はPCをひととおり使えるようになっている(さすがにタイピングはできないが)。さすが子どもは適応力が早い。
 ぼくがPCにはじめて触れたのは中学生になってからだったなあ(そしてその前にワープロで遊んでいた時期があった)。

 娘は急に「小さくなった!!」とか「どうしよう、青くなっちゃった!!」とか叫ぶ。
 見ると、ブラウザの大きさが最大化→縮小になっただけだったり、テキストが選択されて色が反転したりしているだけだったりする。日頃PCを触っている人間からするとなんでもないことでも、初心者からすると大騒ぎする出来事なのだ。

 算数や国語の学習自体は昨年の復習なのでむずかしくなさそう。どちらかというとパソコン操作の勉強になっている。たまには自宅学習もいいものだ。


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