2020年10月30日金曜日

いちぶんがく その1

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ルール

■ 本の中から一文だけを抜き出す

■ 一文だけでも味わい深い文を選出。




ペア型社会では婚外性交が不倫になるが、乱交型社会では純愛が不倫になる。


(立花 隆『サル学の現在(下巻)』より)




「そうだったのか、おれてっきりかっぱかなにかだと思った」


(今村 夏子『星の子』より)




つまりステーキはサラダなのだ。


(玉村 豊男『料理の四面体』より)




「ちょっとでもおくれたら九十四回もさかだちさせられちゃうんだから。」


(角野 栄子『魔女の宅急便』より)




「たいしたもんだよ、モッサリしているのに」


(森見 登美彦『四畳半タイムマシンブルース』より)




そんな可愛らしいエピソードもあってか、アル中で股間濡らしで当たり屋だけど、意外にも人気者として通っていた。


(こだま『いまだ、おしまいの地』より)




そもそも、「説得する」ことと「騙す」ことの間に、明確な線など引きようもないのであるから。


(香西 秀信『論より詭弁 反論理的思考のすすめ』より)




これは圧倒的な知的選良の特性です。


(花村 萬月『父の文章教室』より)




気づけばヨーグルトパックは四方八方名前だらけで、まるで耳なし芳一のような有様だ。


( 櫛木 理宇『少女葬』より)




オウム信者たちは、私にないものをすべて手にしているように見えた。


( 雨宮 処凛 『ロスジェネはこう生きてきた』より)




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