読書感想文とエッセイとほら話
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2024年5月1日水曜日
【読書感想文】三井 誠『人類進化の700万年 書き換えられる「ヒトの起源」』 / 我々は古代人より劣っている
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人類進化の700万年 書き換えられる「ヒトの起源」 三井 誠 内容(e-honより) 四万~三万年前のヨーロッパ。ネアンデルタール人と現生人類のクロマニョン人が共存していたらしい。両者の交流を示唆する痕跡が、フランスなどに残されていた。知能に勝るクロマニョン人が作っ...
2024年4月25日木曜日
【読書感想文】渡辺 佑基 『ペンギンが教えてくれた物理のはなし』 / マグロはそこまで速く泳がない
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ペンギンが教えてくれた物理のはなし 渡辺 佑基 内容(e-honより) ペンギン、アザラシ、クジラにサメにアホウドリ…大自然を生き、その生態が多くの謎に包まれた野生動物たち。彼らに直接記録機器を取り付ける「バイオ(bio=生物)+ロギング(logging=記録)」によ...
2024年4月23日火曜日
【読書感想文】三井 誠『人は科学が苦手 ~アメリカ「科学不信」の現場から~』 / 宗教と科学が共存しない国
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人は科学が苦手 アメリカ「科学不信」の現場から 三井 誠 内容(e-honより) 子どものころから科学が好きだった著者は、新聞社の科学記者として科学を伝える仕事をしてきた。そして二〇一五年、科学の新たな地平を切り開いてきたアメリカで、特派員として心躍る科学取材を始...
2024年4月16日火曜日
【読書感想文】奥田 英朗『噂の女』 / 癒着システムの町
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噂の女 奥田 英朗 内容(e-honより) 「侮ったら、それが恐ろしい女で」。高校までは、ごく地味。短大時代に潜在能力を開花させる。手練手管と肉体を使い、事務員を振り出しに玉の輿婚をなしとげ、高級クラブのママにまでのし上がった、糸井美幸。彼女の道行きにはいつも黒い噂...
2024年4月9日火曜日
【読書感想文】平山 夢明『或るろくでなしの死』 / ぼくらはみんなろくでなし
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或るろくでなしの死 平山 夢明 内容(e-honより) 良識を示そうとした浮浪者が誰にも相手にされずに迎える「或るはぐれ者の死」、他国で白眼視されながら生きる故郷喪失者の日本人が迎える「或る嫌われ者の死」、自らの欲望に女の子を奉仕させようとしたくだらない大人が迎える...
2024年4月5日金曜日
【読書感想文】武田 砂鉄『わかりやすさの罪』 / だめなんだよ、わかりやすくちゃ
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わかりやすさの罪 武田 砂鉄 内容(e-honより) 「すぐわかる!」に頼るメディア、「即身につく」と謳うビジネス書、「4回泣ける映画」で4回泣く観客…。「どっち?」と問われ、「どっちでもねーよ!」と言いたくなる日々。納得と共感に溺れる社会で、与えられた選択肢を疑うた...
2024年4月2日火曜日
【読書感想文】ジョージー・ヴォーゲル『女の子はいつも秘密語でしゃべってる』 / 女の子のおしゃべりのような本
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女の子はいつも秘密語でしゃべってる ジョージー・ヴォーゲル(著) 木村 博江(訳) 内容(e-honより) 女の子はみんな、親友になんでも打ち明ける。そうやっておしゃべりしながら、悩みも苦労も乗り越えていく。べつに悩みがなくてもおしゃべりする。だってわくわくするし...
2024年3月22日金曜日
【読書感想文】ポール・A・オフィット『禍いの科学 正義が愚行に変わるとき』 / 科学と宗教は紙一重
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禍いの科学 正義が愚行に変わるとき ポール・A・オフィット(著) 関谷冬華(訳) 内容(e-honより) 科学の革新は常に進歩を意味するわけではない。パンドラが伝説の箱を開けたときに放たれた凶悪な禍いのように、時に致命的な害悪をもたらすこともあるのだ。科学者であり...
2024年3月19日火曜日
【読書感想文】佐々木 実『竹中平蔵 市場と権力 ~「改革」に憑かれた経済学者の肖像~』 / ホラーよりおそろしい
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竹中平蔵 市場と権力 「改革」に憑かれた経済学者の肖像 佐々木 実 内容(e-honより) この国を超格差社会に変えてしまったのはこの男だった!経済学者、国会議員、企業経営者の顔を使い分け、「日本の構造改革」を20年にわたり推し進めてきた“剛腕”竹中平蔵。猛烈な野...
2024年3月8日金曜日
【読書感想文】藤原 辰史『給食の歴史』 / 今も昔もとんちんかん議員はいる
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給食の歴史 藤原 辰史 内容(e-honより) 学校で毎日のように口にしてきた給食。楽しかった人も、苦痛の時間だった人もいるはず。子どもの味覚に対する権力行使ともいえる側面と、未来へ命をつなぎ新しい教育を模索する側面。給食は、明暗が交錯する「舞台」である。貧困、災害、...
2024年3月7日木曜日
【読書感想文】奥田 英朗『コロナと潜水服』 / 本だからこそかける偏見
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コロナと潜水服 奥田 英朗 内容(e-honより) 早期退職を拒み、工場の警備員へと異動させられた家電メーカーの中高年社員たち。そこにはなぜかボクシング用品が揃っていた―。(「ファイトクラブ」)五歳の息子には、新型コロナウイルスを感知する能力があるらしい。我が子を信...
2024年3月6日水曜日
【読書感想文】松沢 裕作『生きづらい明治社会 不安と競争の時代』 / がんばったってダメだって
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生きづらい明治社会 不安と競争の時代 松沢 裕作 内容(e-honより) 日本が近代化に向けて大きな一歩を踏み出した明治時代は実はとても厳しい社会でした。景気の急激な変動、出世競争、貧困…。さまざまな困難と向き合いながら、人々はこの時代をどう生きたのでしょうか?不...
2 件のコメント:
2024年2月29日木曜日
【読書感想文】門倉 百合子『70歳のウィキペディアン 図書館の魅力を語る』 / (悪い意味で)さすがウィキペディアン
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70歳のウィキペディアン 図書館の魅力を語る 門倉 百合子 内容(e-honより) 人生がどんどん面白くなる。ウィキペディアンにあなたもなりませんか! ウィキペディアン(Wikipediaの編集者)をやっている70歳女性のエッセイ。 とはいえ、もともと司書や...
2024年2月28日水曜日
【読書感想文】マイケル・サンデル『実力も運のうち 能力主義は正義か?』 / やればできるは呪いの言葉
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実力も運のうち 能力主義は正義か? マイケル・サンデル(著) 鬼澤 忍(訳) 内容(e-honより) 努力して高い能力を身につけた者が、社会的成功とその報酬を手にする。こうした「能力主義(メリトクラシー)」は一見、平等に思える。だが、本当にそうだろうか?ハーバー...
2024年2月27日火曜日
【読書感想文】マシュー・サイド『多様性の科学 ~画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織~』 / 多様性だけあっても意味がない
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多様性の科学 画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織 マシュー・サイド(著) トランネット(翻訳協力) 内容(ディスカヴァー・トゥエンティワンHPより) 経営者からメディア、著名人までもが大絶賛!なぜグッチは成功しプラダは失敗したのか。なぜルー...
2024年2月14日水曜日
【読書感想文】杉井 光『世界でいちばん透きとおった物語』 / フォークだけすごいピッチャー
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世界でいちばん透きとおった物語 杉井 光 内容(e-honより) 大御所ミステリ作家の宮内彰吾が死去した。宮内は妻帯者ながら多くの女性と交際し、そのうちの一人と子供までつくっていた。それが僕だ。「親父が『世界でいちばん透きとおった物語』という小説を死ぬ間際に書いていた...
2024年2月7日水曜日
【読書感想文】鎌田 浩毅『武器としての教養』 / そうはいっても素人知識
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武器としての教養 鎌田 浩毅 内容(e-honより) 超想定外を突破する真の教養とは何か。「京大人気No.1教授」が紙上講義。 講談社現代新書みたいな装丁だったので講談社現代新書だとおもって読んでいたら、講談社現代新書にしては内容がスカスカだなとおもってよく...
2024年2月5日月曜日
【読書感想文】奥田 英朗『オリンピックの身代金』 / 国民の命を軽んじる国家組織 VS テロリスト
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オリンピックの身代金 奥田 英朗 内容(e-honより) 小生 東京オリンピックのカイサイをボウガイします―兄の死を契機に、社会の底辺ともいうべき過酷な労働現場を知った東大生・島崎国男。彼にとって、五輪開催に沸く東京は、富と繁栄を独占する諸悪の根源でしかなかった。爆...
2024年1月30日火曜日
【読書感想文】ヘレン・E・フィッシャー『愛はなぜ終わるのか 結婚・不倫・離婚の自然史』 / 愛は終わるもの
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愛はなぜ終わるのか 結婚・不倫・離婚の自然史 ヘレン・E・フィッシャー(著) 吉田利子(訳) 内容(e-honより) 愛は4年で終わるのが自然であり、不倫も、離婚・再婚をくりかえすことも、生物学的には自然だと説く衝撃の書。男と女のゆくえを占う全米ベストセラー。 ...
2024年1月16日火曜日
【読書感想文】東野 圭吾『魔力の胎動』 / 超能力は添えるだけ
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魔力の胎動 東野 圭吾 内容(e-honより) 成績不振に苦しむスポーツ選手、息子が植物状態になった水難事故から立ち直れない父親、同性愛者への偏見に悩むピアニスト。彼等の悩みを知る鍼灸師・工藤ナユタの前に、物理現象を予測する力を持つ不思議な娘・円華が現れる。挫けかけた...
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