しばしば
「しばしば」という日本語は、oftenを和訳するときにしか使わない。
ハードルが高い
「ハードルが高い」という言葉がある。完全に想像だが、元々「~するにはハードルがある(障害がある)」という用法だったのだが「敷居が高い」という言葉と混ざって「ハードルが高い」になったのではないだろうか。
だって「ハードルが高い」は変だから。陸上競技で用いるハードルは、高さが決まっている。男子と女子、110m障害と400m障害で高さは違うが、競技場によって高さがちがうなんてことはない(その点敷居は高さが異なる場合がある)。
陸上の障害走は「一定の高さのハードルを跳び越えながら速く走る」のが目的であって、「より高いハードルを乗り越える」ことが目的ではない。
障害が大きいことを表すなら「ハードルが高い」よりも「高跳びのバーが高い」とか「バーベルが重い」とかのほうが適切だ。
110m障害
110m障害が110mと半端なのは「ハードルを跳び越える距離の分、100m走よりも10m長くした」かとおもっていたが、どうやらそうではないらしい。
イギリスで「120ヤード・ハードル走」という競技をやっていて、120ヤードが約110mなので110m走になったんだそうだ。ハードルの高さもフィート・インチ基準なのでセンチに直すと半端な数字になるんだそうだ。
へーそうなんだーとおもったが、それはそれで「そもそもなんで100ヤードじゃなくて120ヤードだったんだ」とか「じゃあなんで400m障害のほうは440mじゃないんだ」とか「なんで女子はキリよく100mにしてるんだ」とか「短距離走は男子も女子も同じ距離なのになんで障害だけ男女で距離がちがうんだ」とかいろいろ疑問が出てくる。
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