2017年5月5日金曜日

なぜバイクはかっこいい(とされるん)だろう?

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バイクのかっこよさがわからない。

男の50%はバイクを見て「マジかっこいいぜ」と言い、残りの50%はぼくのようにバイクのかっこよさがわからない。たぶん。

洗濯機を見ても
「うおーこれマジいかす洗濯機だぜ!」
「あのマシンまじシブいっすねぇ」
なんて思わないように、
バイクを見ても「大きいな」「高そうだな」以上の感想は出てこない。

「大きくて高そう」なバイク




ま、それはべつにいい。

バイク愛好家を否定したいわけじゃない。



話は変わるけど、ぼくは鍵が好きだ。

「うわ、この鍵かわいいなあ」とか
「引っ越す前の鍵のほうがエロチックでよかったな」とか思う。

自分でもヘンだと思うし、この嗜好を他人に理解してもらおうとは思わない。

理解されたいとは思わないけど否定されたくはない。

だからバイクの良さも自分が理解できないからといって否定するつもりはない。



多くの人がバイクをかっこいいと言っているからには、バイクにはかっこよさがあるんだと思う。

バイクのかっこよさをぼくも理解したい。

いいものをたくさん知っているほうが人生は愉しい。



まず、思いつくのは「速い」ということがある。

速いものはかっこいい。

多くの男の子は新幹線に夢中になるし、ウサイン・ボルトもチーターもかっこいい。

洗濯機の回転はそんなに速くない。時速にしたら20kmぐらいじゃないかな。知らんけど。

だからバイクはかっこよくて洗濯機はかっこよくない。



しかもバイクは重い。100kgを超えるものもめずらしくない。

力 = 重さ × 速さ

速くて重いバイクは大きなパワーを持っている。

パワー。これはかっこいい。

[パワー] は、[マッハ] [ターボ] [バリアー] に次いで、小学3年男子の好きな言葉第4位だ(2017年 ぼく調べ)。
ちなみにマッハもターボも速さに関する言葉だから、実質パワーが1位といってもいい。

"強いはかっこいい"
これに異論を唱える人はいない。


  • バイクにはパワーがある。
  • パワーはかっこいい。
  • だからバイクはかっこいい。


この三段論法、一見スジが通っているように思える。

でも、速いのはバイクだけじゃない。

バイクが速いといったって、じっさいに走るスピードはせいぜい時速100kmぐらいだ(理論上はもっと出るのかもしれないけど)。

軽自動車だって在来線の電車だってそれぐらいのスピードは出る。しかもバイクよりずっと重い。

でも、軽自動車や電車はバイクほど「かっこいい」と言われない。

パワーでいったらバイクよりずっと大きいのに。



バイクにあって軽自動車や電車にないものはなんだろう、と考えてみてひらめいた。

"不安定さ" じゃないだろうか。



バイクは不安定だ。

すぐに倒れそうに見える。このあやうさこそがバイクの魅力じゃないだろうか。



あやういものはかっこいい。

マフィア一味にも、死線をくぐりぬけた戦士にも、結核を患っている少年にも、あやしい魅力がある。


死と隣り合わせのものがかっこよく見えるのにはちゃんと理由がある。

死のすぐ近くに身を置くというのは、裏返せば「それでも死なない」という強い生命力の証明になるからだ。


パワーが大きくて不安定。

これぞバイクのかっこよさの理由だ。



ということは。

めちゃくちゃ回転が速くてときどき爆発する洗濯機を作ったら、

「うお、このマシンまじかっけー!」

と言われるかもしれないね。


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