2016年9月30日金曜日

【考察】憎い3歳児

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3歳の娘がいる。

もちろん我が子なのでかわいいけれど、腹の立つことも多い。
ぜんぜん言うことを聞いてくれなかったり、時間がないときにかぎってだだをこねたり、よくわからない理由で不機嫌になったり。

聞いた話では、親が子に手をあげてしまうのは、3~5歳くらいのときが多いらしい。

ぼく自身のことを考えてみても、子どもが1歳2歳のときよりも、3歳になってからのほうが憎らしさが増したように思う(かわいさも増してるけど)。


よく考えるとふしぎなことだ。

1歳や2歳のときだって、親の言うことなんて聞いてくれなかった。
時間がないときにぐずったり、急に怒りだしたりしていた。

同じことなのに、なんで1歳2歳に対しては「しょうがないな」と思えて、3歳に対してのほうが腹が立つのだろうか。
これは、「こちらの意図が伝わる」からだと思う。

3歳になると、かなりしっかりとコミュニケーションがとれる。
「遊んでないで早くごはん食べてね」という言葉の意味も正確に伝わっているはずだ。
なのに、いつまでも遊んでいてぜんぜんごはんを食べてくれない。

「言葉が伝わらないから言うことを聞いてくれない」よりも
「言葉が伝わるのに言うことを聞いてくれない」のほうが、ずっと大きなストレスなのだ。

ま、そりゃそうだよね。
まったく日本語がわからない外国人にこちらの意図が伝わらなくても腹は立たないけど、50年日本人をやっていて日本語が理解できるにもかかわらず他人の話にまったく耳を貸そうとしないおっさんには腹が立つもんね。


だから3歳の子どもに対しては、手を上げてしまいそうになるぐらい腹が立つんだろうね。


でもよく考えたら、それは子どもにとっても同じはず。

1歳のときは言葉がしゃべれなかった。
2歳になっても、感情をうまく言語化することができなかった。
3歳になって、ちゃんと言葉で気持ちを伝えられることができるようになった。

「まだあそぶ!」とか「いや! おふろはいらない!」とか。

言葉の意味は正確に伝わっているはず。
なのに大人たちはぜんぜん言うことを聞いてくれない!


もどかしさと腹立たしさはお互い様でしょうな。



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