2016年1月19日火曜日

【エッセイ】歩かざるもの靴買うべからず

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男女数人で食事をした後、友人(男)が「靴を買いたい」というので、みんなで靴屋に行った。

その友人は棚をざっと見て、靴を探しだし、試し履きをして、サイズがあわなかったのでワンサイズ大きいのを選び、ちょうど足にあったのでそれを持ってレジへと進んだ。

「えっ、もう買うの!?」
ひとりの友人(女)が驚いた声を出した。

男「いや、買うけど……。なんか問題ある?」

女「でもまだ店に入ってから3分くらいしかたってないよ」

男「試し履きしたよ。3分見たら十分だろ」

女「うそ。あたしが靴を買うときは、まずゆっくり店内を一周する。で、気になった靴は片っぱしから履かせてもらう。少なくとも10足は履くかな。履いて鏡を見たりもするし、やっぱりさっきのやつのほうがよかったかなって思って履きなおしたりもする。だから1時間は店にいるよ」

男「まじか。靴買うだけでそんなに時間かけんの!?」

女「ううん。1時間見ても、結局買わずに店を出ることのほうが多い」

男「えー。たかが靴で……。いくら毎日履くものとはいえ……」

女「毎日なんか履かないよ! だっていろんな靴履きたいじゃない。今履いてるこの靴も、年に数回しか履かない」

男「信じられん……」


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